燃料サイクル計画を進めたあげくに

21時15分記
教えてくれる人がおられて、核燃料サイクル化への動きが今回の事故の背景にあるということがわかってきたような気がします。プルサーマルという日本における造語の裏にいろいろな利権の動きがあり業界の思惑、野心、それに利潤が重なっているという意見が存在することがわかりました。再処理という非常に高価なプロセスをへることと、今回の使用済み燃料が大量に残されていたことは事故のおきやすさっと関係しているのかもしれません。すこし慎重に考えてみたい気がします。
いまの日本の原子力を説明するひとたち、専門家を御用学者という言葉でみんなくくる気はありません、しかしついこの事故の前には日本は原子力に関してもっとも厳しい基準を持っていた社会のはずなのに、いまや国民が第一のはずの民主党政権、それに突如テレビ箱にあふれた原子力工学系の有識者のおかげで世界でいちばんゆるゆるの原子力規制の国になってしまいました。わずか二週間、あれよあれよというまにです。有識者の意見による中央突破のおかげでいま起きていることはすべてしかたにないことで、しかもここに到っても、たいしたことない、健康には「ただちには」影響がない、という文言で国民は煙に巻かれてたいしたことないというのです。ヨウ素などからだにいれたって、健康には直ちに被害はないのだそうです。いけ行けどんどん、こんな狂気にちかい原子力感覚はだれが言っているのでしょう。世界が驚くのはあたりまえでしょう。
こんな白昼堂々の原子力こわくない、がいつまでも許されるはずがありません。わずか3週間で世界の常識とひどくずれてしまった日本の常識を問題にして非難するひとたちは世界中で増えだしています。
自責と反省の念がほとんどみえないこれら原子力工学系の識者たちどこに向かっているのでしょう。日本国民は彼等をどうしようとするのでしょうか。

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