昨日のつづきですが、わたくしは物理学者はやはり率直な人たちだな、明解だなと感心しました。物理学者の意見とはちょっと違うのかもしれませんが、行政経験も豊富な北澤さんのはなかなか面白く資料からみるかぎり秀逸だと思いました。また始めにの永宮さんの原子力は物理学の問題ではないと長年思っていたとの述懐も非常によく分かりました。そういえば茅誠司、朝永振一郎のおふたりと武谷三男、坂田昌一のおふたりこの4人が長年日本物理学の代表だったなと思いだしました。大学では原子力を研究しないと決めたのもぼんやり思いだしました。そういうことも背景に、これらの資料をみますと原発について苦渋の判断をしながらもなおかつ明解でありたいという物理学者の信念がどの講演にも現れていて、いわゆる御用学者系統の人々の意見とはまったく異なる「良心」を強く感じました。
しかし、そういう良心とはまったく独立に世界のエネルギー情勢と日本の進むべきエネルギー選択は行われることも明らかで、その点で北澤氏の論考が、たとえば日本の娯楽費は100兆円なのだそうで、エネルギー費はそれに較べればわずか20兆円なので、エネルギー費を娯楽費とみたらどうか、という観点はたいへん新鮮に感じるのです。
けさは9時に家を出発して、午後2時すぎに百万遍に到着しました。神戸空港経由でした。
早朝におきて水やりをしましたところもうオクラが出来ていることに気づきました。あの真っ黒だったナスの苗も花が付きました。枯れたとおもったブーゲンビリアは新しい葉が出たなと思ったのが数日前できょうはもう花がちらほら咲いていました。沖縄の植物は強い。頼もしいです。最近よく聞く元気をもらいましたというセリフをいうのでしょうか。わたくしとしては、植物には非常に有利な気候なのだとおもいました。
この粘土質のかちかちの土壌がどのような意義があるのかは誰かに聞かないと。