島田紳助さん、突如の引退考 (追記 反社会的勢力)

きょうは続き物を終わりにしようかと思ったのですが、島田紳助氏の引退インタビューが突如あり、こちらの方が民主党代表選よりずっと考えさせられます。

彼はセーフと思っていたが、セーフではなかった、彼の長年の友人かつ暴力団関係者との交友が明らかとなり、それで、突然の引退会見でした。
どうもなにかで見たのですが、警察関係者(たぶん)が彼の所属する会社よしもとなんとかに、お宅の島田紳助氏は暴力団と交遊する動かぬ証拠がありますよ、と通告があったらしい。
警察が暴力団を捜索して押収した携帯電話にメール記録があり、その記録を見せられたらしい。
こわもての警察からの通告でもあり、よしもとが島田氏に厳重な処分をしようとしたら、本人が考えられる一番厳しい処分を自分にしてしまった、わたくしはそんな風にみています。
もうこういうことがおきることはだいぶ前から、関係者のあいだでは知っていたのでしょう。
紳助氏は、右翼に悩まされていて、友人を通じて、関西の大暴力団のひとに仲介をしてもらったかのようなことらしいです。わたくしこういう話うといのですが、そんな風に理解しました。
間違っているかもしれませんが、彼の子供の頃の友だちが暴力団になったので、彼の気っぷからいって、何らかのつきあいがあって不思議はなく、氏の感覚ではセーフと思える程度の交友だったのが、警察にメールを読まれて、それを所属会社にもって来られては即難しい立場になるのは目に見えます。
これで才能豊かで、ぎりぎりの芸風でここまで来た紳助氏がテレビから消えることになりました。
喜ぶ人よりは、ガッカリするひとが多いのでしょうか。
わたくしは鑑定団の氏は面白いと思っていたので、代わり誰がやるのだろう、できたら、松本人志氏にやってもらいたい。
行列の出来るなんとかいう番組はわたくしには悪趣味で見るに耐えないので希にしか見たことがありません。クイズ番組も見ません。この間見た番組は沖縄のアパートを見せる、それがわたくしの家の目の前にあるので、それで興味を持ってみたのですが、率直にいって面白くなかった。
まだ非常にお若いので、いろいろ世間ではやらせたがるでしょう。
わたくしは、まったくの思いつきですが、大学に彼を引っ張って、客員教授でも客員研究員でもいいので、大学でしばらく遊んでもらったらいいのではないか、等と考えました。氏はかなり芸術的なことに関心があるようですが、どうもまだ未熟感があるので、たっぷり時間をとって大学で遊んでみるのはどうでしょう。沖縄が非常に好きなようですので、沖縄で根を張ってもらうのもいいかもしれません。ただあれだけの実行力と行動力のあるひとで、そのエネルギーを使わずには生きていけないでしょうし、実業的というかなにか世の中を動かしたいという意欲が強いのでしょう。

追記 暴力団のことを反社会的勢力というらしいです。勢力ということばにすこしひっかかります。
警察官庁の用語としては妥当かもしれないけれども、それこそマスコミなどの一般社会「勢力」が使うにはピンと来ません。
普通の生活者は、暴力団とのつきあいはほとんどないので、反社会ということばにもひっかかります。問題ありの宗教団体みたいなほうが適切に該当するような気がします。

この場合、島田紳助氏がつきあったのは暴力団のほうがやはりわかりやすい。賭博、麻薬、非合法的な経済活動や風俗産業などにも関わるのでしょうが。反社会勢力というからには宗教団体のように常に勢力拡張を狙っているかというと、そうではなく現状維持なのでしょうか。ともあれ島田紳助氏がこれらの活動をサポートしているわけではなく、交友があったということで、それが原因で完全に引退するというのだそうです。もうちょっと線引きをはっきりしないと、彼はセーフと思っていたが、警察側が問題ありとみて、彼が引いてしまったという、なにか密室でのデシジョンがあったということで、不透明です。反社会勢力とのつきあいへの社会的罰則にはもっと透明な対応をした方がいいと思うのです。
マスコミの正確かつ客観的な取材に期待したいです。

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