性悪日本人、性悪暴力団、性悪島田紳助氏、性悪小沢一郎氏

第二次世界大戦時に日本軍は戦争捕虜を紳士的にあつかうことがまったくできなかったことはよく知られています。それで捕虜が戦争開始時に多かった英国人などは長期の捕虜生活にあい、終戦後帰国していかに日本人は捕虜を残虐に扱ったか、とるると述べたこともあり、戦後かなり長期にわたって、日本人は生得的に残虐で舌なめずりをして残虐行為をするとの、日本人性悪説が固く信じられたものでした。
わたくしが英国に長いこと訪問をしたあいだにもなんどもその話は蒸し返されたものでした。それはいやがらせに言う場合も結構最初の頃は多くありましたが、その後変化し、最近では多くの場合は、そういう性悪日本人という考えを植えつけられていたという述懐に近いものでした。最後は、たいていどこの国の民もそうかわらないという意見になるのです。でも親日的かどうかはよく分かるものです。英国は一時はかなり親日的だったからこそ日英同盟もあったのですが、第二次大戦でほとんどすべての親日感を失ったものでした。いまやっと元にだんだん近くなりつつあるのかもしれません。こういう性悪日本人説が怖いのは、原爆がおとされて勧善懲悪の結果だ、実にいい気味だ日本人なんかみんな死んでしまえ、という、おそろしい社会学校教育が無意識に行われるのです。戦後長いことそういう言説が隣国も含めて、相当の国ではびこったことを日本人は決して忘れてはなりません。

暴力団メンバーはみな性悪だと、いってそれを直ちに否定する日本人はどれくらいいるのでしょう。案外、ゾッとするくらい少ないのではないでしょうか。わたくしなんかは、やくざというとかなりいい人たちとついつい思うので、暴力団もけっこういい人たちの集まり、ただやってることはまずい、そういう程度の少数派に属してしまいます。子供の頃にたくさん見た映画の任侠ものの影響でしょう。しかし国定忠治みたいなひとはいまの暴力団にいるとは思いません。でも暴力団は生得的に性悪だから日本から全部消してしまえ、なんていう意見に近いものがいまの世間の意見かと思うと、どうもそれは違うと思います。しかし、暴力団のメンバーは人権はほとんどない、という感を持ちます。なにかで読んだのでは、全国で4万人くらいいるそうですが、社会から完全に反社会勢力者としてはじかれているのでしょう。

島田紳助氏もどうも性悪なんだということに突然なってきました。悪なのに、いままでそれを隠して人気者になっていたということです。人気者ということで、遠慮されていた、性悪のレッテルが突然貼られて来ました。わたくしのようなそのあたりのことに疎い人間には、これも最近教えて頂いた、
サイト、http://matome.naver.jp/odai/2131410869875535901?&page=1

を読んで見て、かなりビックリしましたが、でも一部はすくなくともホントかな、と思えてしまうのです。こういうサイトでは人間はだいたい性悪なんだという、前提で話が進むみたいです。
それで気になるのは、日本では性悪はみな半島(つまり朝鮮半島のこと)に関係しているという言説が多いことです。暴力団の大半はとか、島田紳助氏はとかいう性悪のあとにかならずそういう情報が荷札のように張り付いているのです。日本人の差別感の根っこにあるような感覚で、こういう感覚とは無縁で人生を日本人は送るべきだとおもいます。
そのためには幼稚園くらいで、人を人種肌の色や国籍で差別しないための徹底的な努力が必要です。差別はしているときには気がつきませんが、差別されて本当に悲しく不当だと思うからです。
それで元に戻りますが、紳助氏の人生観は面白いし、ダイナミックですが、やはりわたくしにはついて行けないので、鑑定団以外は見たいとはまったく思えません。わたくしはサンマ氏とかタケシ氏にも同様な感じです。それだけです。在日関係者とかそんなあげつらいはそうだと分かっても日本に住んで日本の社会を構成する一人、いかなる差別もすべきでないでしょう。

それで小沢氏ですが、ここ一日で次の民主党代表者を決める過程での小沢一郎氏の判断が出るはずです。それでテレビや新聞でも、口にはだしませんが性悪小沢がまたまた悪い影響を振りまいているという類の記事が出てきました。小沢氏についても半島系の血筋なのだという言説がネットを中心に出まわっています。たとえそうでもわたくしにはなんの影響もありませんが、だから性悪なんだというふうに納得する人たちも多いのだと思います。
こういうのがたちが悪いのは、日本人が無言で差別をするからです。アリバイがあるかたちでの差別悪風だからです。子供社会でのいじめもだいたい無言で差別いじめをすると聞いています。
かつて霞ヶ関でだいぶ上位にいた友人から、検察庁や警察はそのあたりはしっかり見てから、逮捕をすると聞いたことがあります。彼はとうじ、小沢氏は将来絶対逮捕されると断言していたものです。東大出で逮捕されるのはよほどの間抜けだろうとも言っていました。実際かれの秘書は三人も逮捕されたし、小沢氏も現在ほぼ座敷牢から議員諸公に指示をだしているので、わたくしの友人は正しかったのでした。

こういう話はこのブログでは極力避けていたいのですが、最近のマスコミは、戦前の大本営発表を繰りかえしているのと、無言アリバイ有りでの人権蹂躙を繰りかえしているので敢えて触れました。
日本人が外国で無言の差別を受けたくなければ、国内でも差別の無い国に一歩でも近づきたいものです。そうでないと、また性悪日本人になる恐れがあります。暴力団員といかに社会でつきあうか、知らねばなりません。彼等が生得的な性悪でないことははっきりしています。

こんなレベルで日本社会が推移すると、福島原発も展開次第で、性悪日本人が世界じゅうにすくなくとも太平洋諸国で広まる恐れがあります。

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