落合監督の解任と高木守道氏の就任、ヨウ素とセシウムの放射能

ニュースでは落合監督が辞めるというのと、後任が高木守道と聞いてびっくり。確かめると、たしかに高木氏は70才で落合氏は57才、なんだか逆では。でも、高木氏はいっぺん監督を星野氏のあとにやって、なんだかかなりひどい状況で辞めたので、未練はかなり残っているはず。球団の発表では、落合氏がことし殿堂入りをしたので、いい区切りとか言っていますが、不思議な理由。球団はやはり落合氏の人間性はいやなのでしょう。超がつく偉大な選手なのに。それでも、名古屋人に好かれてないでしょう。高木氏は選手として素晴らしかったし、もういっぺん名古屋人としては監督をやらせたいのでしょうね。落合監督は原監督の後任になるのでは、と想像します。
来年、中日の成績がむちゃくちゃ悪かったりしたらどうなるのか、ちょっと興味深い。

ヨウ素が原発の南側にたくさん分布しているという文部科学省の発表です。
わたくしのあつかっている分裂酵母菌で胞子を作れない株をみつけたりするのに、ヨウ素を使います。ヨウ素は胞子に強く結合して真っ黒にします。それで、ヨウ素を気化させてしばらく反応すると、胞子を作らない細胞コロニーは白いので、黒と区別出来ます。
これからも分かるように、ヨウ素は気化しやすいのです。ヨウ素を使った放射能の実験では、ヨウ素が気化しやすく呼吸で喉にトラップされやすいことが強調されます。
原発が爆発したときに、ふわふわと空気中を漂って、かなり長距離に拡がっていくのです。
いまも原発から放射能は漏れているはずなので、ヨウ素は遠距離を飛んで、結合しやすいものに、強く結合して濃縮されるのです。喉や胞子だけでなく、ヨウ素と結合するのは例のデンプン反応もあるし、生体物質とくにタンパク質は結合しやすいのです。
セシウムは物質としてはカリウムに良くにているといわれます。カルシウムやバリウムに似ている、ストロンチウムよりは空気中を拡散しやすいはずです。
土壌と強い親和性があって、それで、土の表面にしっかり結合すると言うことらしいです。
それに対して、ストロンチウムは重たいので原発周辺30キロ程度以内にあるだろうと言われています。ただストロンチウム放射能はγ線でないので測定しにくいのです。ストロンチウムとして、分離してから測定するので、時間もかかるし、データの信頼性も高くないのかもしれません。骨に溜まりやすいので、放射性物質として、昔から恐がられています。原発周辺のどこにストロンチウムがたくさんあるのか、東電も政府も発表したでしょうか。
他にも原発からでる放射能は多種あると聞いていますが、専門家でないとなかなかはっきりしたことは言えません。いわんやそれが人体にどう影響するのか、はっきりしたことを言うには時間がかかるでしょう。キノコなどにたくさんの放射能が濃縮され、お米にはほとんどされていない、ようですが、予想はされていた範囲でしょうが、やはり事実としてでてくると強い印象があります。ヒマワリの放射能を吸い込む能力も非常に弱いというのも、これまでの知見と異なるようです。
誤解を恐れずに言うと、いま福島原発と周辺100キロから数百キロで、数年から数十年くらいのタイムスパンである種の疫学的な調査が行われるようになっているのです。
その疫学調査の対象になるのは、まっぴらごめんと言うのであれば、はるか遠くに避難する以外ないというのが、いまの日本の国情です。外国から人々がこないのも、国に戻ったのも当たり前です。日本人はしかし日本以外行くところがありません。
山河は破れてしまったのです。
未来(永劫)とまではいいませんが。
それでいながら、原発(他の)再稼働をやりましょうと、首相は外国で公約したようです。他の原発でまた今回と同じようなことが起きたら、責任者はだれになるのでしょうか。

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