最近、仕事に疲れたときにメタボロームデータをああでもないこうでもないといじるのがたのしみになりました。というか、好個の時間つぶしです。あきません。
昼飯に、白髭神社にある、めし、豚汁と看板のでた店に始めていきました。前から一度よろうと話していたところです。うーん、これは滋賀県の秘境だな、という実感。豚汁ラーメン、わずかに400円。それがいけるのです。色々感想があるのですが、書きません、というか書けません。
あした小沢一郎氏の秘書三人の裁判の判決があるのだそうです。
三人とも無罪になる可能性はないだろう、というのが世間の観測らしいです。
ただ、検察と異なって、裁判所は口が堅いし情報の秘匿は当然ながら厳しいので、判決文が読まれるまではまったく分からないのでしょう。
無罪、有罪どちらになっても控訴するのが被告と検察の態度らしいので、この裁判はまだ延々続くのでしょう。
そもそも特捜は、小沢氏は巨悪だということで、狙いを定めて秘書を三人も逮捕した事件です。しかも民主党の代表ということで首相の地位すらつくかもしれない、という人物を狙ったのですから、大事件だったわけです。でも、現状はどうなのでしょう。
小沢氏が巨悪だと信ずる日本国民はどれくらいいるのでしょうか。政治とカネという馬鹿の一つ覚えみたいなマスコミの常套語ももう色あせたようです。
もしも裁判所が巨悪事件でないと判断がおるのなら、検察は政治の頂点に手をだしたのですから、その反動はひどいものでしょう。大マスコミと検察はこの件では一体化していましたから、検察を批判するマスコミはほとんどないでしょうが、小沢氏の今後もあいまって、日本の法曹の歴史につけた大汚点となるのでしょう。だいたい、最近検察特捜が手がけた事件の裁判で有罪無罪ありますが、その結果、社会がよくなったと実感できるものがありません。どれかあったら教えてほしいのです。
佐藤優氏のように逮捕され長期拘留されたおかげでこの人物のすばらしい能力が世間に知られたというブラックユーモア程度の貢献しか記憶にありません。
いったいどうしたのでしょうか。たぶんいまの特捜検察官が巨悪と狙い定める人物がどうも巨悪としてはとても持たない、のでしょう。そんな強大な悪がないのでしょうか、あってもどっか別なところ、よく言われる東電と役所みたいなところにあるのでしょうか。
しかし、検察には強大な力がいぜんありますから、検察が復讐される可能性はいまは皆無ですが、でも時の流れではわかりません。
小沢氏を巨悪としてとことん地獄まで追いかけた、いまの検察特捜のやりかたがこのまま放置されては日本はおしまい、と感じるひとは決してごく少数ではないみたいです。
いずれにせよ、長く陰気なこの特捜のつくたドラマとつきあっていると、日本の社会を不景気にかつ暗くこそすれ、明るくなるものはなにも無いでしょう。
唯一の救いは被告たちが淡々としていることです。怒りを表に見せないことです。
かれらは人間的にもだんだん魅力がでてきています。
わたくしは濁ったものを持たない政治家など信用しません。