技術者の傲慢さと無知さかげん、ある種の人体トライアル

昨日の深夜、大津の家に戻ってきょうは百万遍のオフィスにきています。AさんとIくんとの話あいです。いまちょっと時間が空きました。

東電はしょうこりもなくまた次ぎに原発事故の起きる可能性は5千年に一回とか報告したそうです。目くじらを立てるべきではないかもしれませんが、日本の記録の残る全歴史はせいぜい長く見ても2千年なのに、どうしてそう簡単に5千年なんていう時間をこういう原発の事故可能性にもちだすのか、まったくわかりません。なにも考えずに計算してでてきたのでいってるのでしょうね。原発ができてからまだ50年程度なのにです。技術をやる人間のなんというかある種の歴史に関する無知さ加減というか技術者の人間の生活にたいする傲慢さなのでしょうか。

言いたくはないのですが、日本では放射能に対するある種の人体トライアルがかなり広範囲に進行中です。したくはないに決まっていますが、結果としてそうなってしまいそうです。もちろんそれがいやだからこそ、かなりの数のひとたちは遠くに避難しているのでしょう。しかし一方で生計をえるためにしかたなく、またどうしても自分がこれまで生活してきた場所にいたい人たちがいるのです。
まったく悪影響はでないようなところから、危ないなあと専門家が眉をひそめるようなところにも生活をしている人たちがいるようです。
全体としてみると、どのような効果がでるかこれまでの研究でははっきりしない程度の比較的弱い放射能下で生活をしているひとたちが沢山いるのです。
十分な情報をそのような人たちに十分に伝える必要があります。
喫煙の効果についても、非常に多くの数の人々が数十年の長期にわたって、参加して健康に害があることがはっきりしたのです。喫煙しても天寿を全うするひとも当然おりますが、統計的にはおよそ5年程度寿命が短くなります。喫煙を原因として、なる病気が色々なことはよく知られています。
放射能はアスベストによる特別な肺癌の発生に較べると、喫煙のほうに近い効果かもしれませんが、一方で、ヨウ素放射能による甲状腺癌の発生もあるので、アスベスト的なものと両方あります。どちらも20年から50年くらいかかって深刻な症状がでるので、結論がでるのに長期かかることは言うまでもありません。
原爆の放射能などと比較しても駄目です。ネットなどを見ると、原爆との比較で福島原発の放射能はまったく安全という論を立てる人たちを見かけますが、たいへんおかしいです。

タイトルとURLをコピーしました