来週の北京訪問、大学院大学わたくしなりの中間の答え

きょうから2週間、沖縄を離れます。来週はずっと北京です。
わたくしにとって、中国は最初に訪問した10数年前は分からない国でした。数年前に北京、上海に行ったときには分かる国になり。最近の合肥のときはもっとよく分かる国になりました。分かる国になった理由は知己のある中国人科学者の招待でいくようになってからです。やはりその国の人と会って話しをして色々経験をすることでその国の様子は格段にわかるようになりますね。それだけでなく、今の中国は日本よりもずっとわかりやすい国になってきていると思います。そのあたりが多くの日本人には分からないのだと思います。中国人は合理的です。わびもさびも、無いというと語弊がありますが、でもそう思ったほうがいいでしょう。あうんの呼吸はあるでしょうか。わたくしは欧米よりはあると思います。でもなかなかやり方が違うかな。誠意は通じると思います。でも日本的な誠意とは違うのでしょう。わたくしは、誠意というよりは、常に好意を持つ、をモットーにしています。それで裏切られたことは一度もありません。
さて今回は中国の東大にあたる北京大学です。前にも訪問しましたが、そのときは中国の最先端生物学研究所の訪問のついでのような感じでした。今回は正面からの訪問で、そのうえメインキャンパスと医学部と二つ講演もするし、いろいろよい経験も積めるし、あたらしい友人もできるでしょう。

さてわたくしの働き場所、大学院大学です。
うんざり、というのがひと言での実感です。それは理事会や学内執行部の縁故主義の蔓延が原因ですし、また統治能力のレベルの低さと指導能力の劣悪さにともなういろいろなレベルでみる無能力、無責任、それに批判勢力の欠落、がもたらす組織的なだるさもわたくしの憂鬱の原因です。

しかし、こんかいわたくしなりに体をはって(?)やったこともあり、中間の答えが得られました。
この縁故の問題の元凶のひとりこそ理事会の議長であると。新大学院大学の最高権力者です。かれが縁故、ネポティズムの元締めでした。
もっと前から知ってなければいけなかったことでした。もうひとりのわたくしが、わたくしにおまえはアホか、といっています。それでその一人のわたくしがうなだれているところです。

でも身をもってわかりました。もうこういうえらい人達に幻想もなにもありません。沖縄がこの御仁たちとその縁故者、追従者のこれ以上の被害者にならないように見張りましょう。

しかし、いくら言っても沖縄メディアも本土メディアもまったくとりあげません。だから、あとでわたくしのような内部の人間が非難されることだけは無いようになっています。
わたくしなりにメディアへの働きかけは最大限やるだけやったし、もう充分、いいですよ、という気分です。

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