甘い沖縄の金柑

数ヶ月前に宜野湾のほうに行ったときに植木屋というかガーデニングの店で、金柑の小さな木を買いました。高さ50センチもあるかどうか。でも、たくさん小さな実がついていました。借家の芝生の隙間に地植えをしていたらだんだん実が大きくなってこのあいだから、色づいてきました。
それでちょくちょく食べているのですが、びっくりするくらいおいしい。
甘さと酸っぱさがうまい具合にミックスしていて、実を二つくらい枝からもいで口に含むと皮の感触と中身のジューシーな部分が口の中で拡がって、あれ、金柑てこんなにおいしかった?という具合です。
ただ二つ食べればもう充分です。
何を隠そうわたくしは金柑あまり好きでありませんでした。酸っぱすぎるというか、内地ではまず口にすることもありませんし、比良の家の敷地にも一本小さいのがあるのですが、さっぱり成長しなくてもなんの痛痒も感じていませんでした。通勤途上の家に一本金柑の木があって、鈴なりになった実をなんども見ましたが、一度もちょっと無断拝借してという衝動が起きたことはありませんでした。
それでこの沖縄での金柑のこの甘さ、いい体験でした。
甘さには気温が大切なのでしょうか。

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