アップルのやった徹底したコンピュータの民生化、DNA個人情報はどこまで民生化しうるか

きょうの午後、来客時の雑談ですが、だれがアップルが世界最大企業で純益1兆円になることを10年前に予想しただろうか、と話題になりました。
お客のひとりが、やはりハードじゃなくて、iTuneのようなものを使って音楽を販売し始めたのがおおきいのではないか、というご意見でした。なるほど。
でもわたくしは音楽をiTuneで購入したことがないので、むしろパソコンとつなげて音楽を編集整理するiPodみたいなものを売り始めたことが世界制覇の第一歩だったのかな、などと思ってしまいます。
ずっとMac党だったわたくしとしてはアップルが世界一の企業になったといわれても別に嬉しくもありません。むしろクラウドなるものがわたくしにはさっぱり御利益がないことが不満です。ただ、パソコンをここまで徹底して民生化というのか誰にでも使えるようにしたこのアップルの革新性というのは本当に凄いと思います。そしてなぜソニーがこういう方向で成功できなかったのか、その疑問はずっと持っています。

それで来客との雑談にもどれば、DNAの個人情報はこれからどこまで民生化するか、ということでした。DNAの個人情報がおもしろさでエンターテイメントになれば民生化すると思います。でもまだまだDNA情報は面白さより、真面目さ、深刻さ、難しさに近いかのような印象が強いですね。そのうちはDNA情報のビジネスは小さいものにとどまるのでしょう。
面白い、役に立つ、もしくは愉快、情報で頭の中がスカッとする、こういう風にかわっていけば、DNA個人情報のビジネスは大きくなると思うのです。わたくしはそうなって欲しいとおもいます。
かつてDNA学のすすめという本を書いたのもいつの日にか誰もがDNAに親しむことを期待していました。
それでここから先は雑談で出なかったのですが、DNA情報を楽しむには、まず植物やペットでのDNA情報で社会的な予行演習の期間がいるのではないかとおもいます。
植物やペットや場合によっては家畜での個体の個人情報が面白い、愉快、ためになるという期間があると良いのではないかと思います。そのためには、そういう情報を生みだすことが必要であるにちがいありません。

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