高齢になれば癌になる可能性は高まって、90才くらいまでいきれば50%の確率で癌になるといいます。それでかならず死ぬわけではありませんが、高齢になればもっとも身近な死亡原因はやはり癌です。
癌にならないとして、何で死ぬかというと次ぎにくるのが脳疾患でそのつぎが心臓疾患だということです。これらは大きい意味で血管系の病気ですからメタボの病気といってもいいでしょうか。
この次ぎにくるのが肺炎だということは意外に知られていないです。
わたくしも知らなかったのですが、年間約10万人のかたが肺炎で亡くなると言うことです。肺炎は感染症ですから、やはり感染症はいまでも怖い病気なのです。鳥インフルエンザが話題になっていますが、医療は進歩したとはいえ、古典的な感染症を含めて克服されるどころか、あらたな病気すらうまれて来ているとも言えるのです。
あたらしい鳥インフルエンザはひとに感染すると死亡率が50%という記事をみました。ものすごい毒性です。それで米国あたりからテロ予防のために研究論文を発表するなという意見もでているとのことです。しかしいっぽうで発表して治療方法の確立に役立てて欲しいという研究側の意見もあるようです。わたくしなどはどうしても研究者側の意見にちかいのですが、テロという至上課題を出されると抵抗できないのでしょう。
人が死ぬ原因は時代とともに変化するのでしょうが、感染症が上位4位にはいり、それが古典的な肺炎と知ると複雑な気持ちになります。
肺炎で死んでしまうのか、そういう感じです。でも肺炎で死ぬときの体の状態は他にもいろいろ悪化しているのでしょうか。