昨日の気温、岩手県盛岡市とか長野県の一部では零下23度とか。信じられないですが、本当なのでしょう。こちらは気温20度を超えていますから、50度にもなる違いですか。この時期日本の気温は一番差が出るのかもしれません。
さて50年後の日本の人口はいまより4千万だか5千万だか減るのだそうです。そして、65才以上が人口の40%を占めるのだそうです。当然だとおもうし、人口がそこまで減る点を除けばほぼそういう状態がこれから50年続くということを教えてもらったのだと思います。人口は長期減少、65才以上の占める割合は長期増加、これが予測なのでしょう。ただ、いまのような不景気とはいえ平和な時代が続くのが前提でしょうが。
わたくしは、ようするに年寄りというか65才以上の人々が考えをあらためれば日本の未来は暗いどころか、明るいと思っています。
日本の若い人たちが考えを根本的に変える前に年寄りが先に根本的に考えを変えないといけない、わたくしはそう思っています。どう変えるのか。すくなくとも70才までは年金は一円ももらえなくてもしかたない、という心構えにかえる。若者に迷惑をかけたくない、というかもう自分のことは自分でやる、お金も国の金を当てにしない年寄りが著しく増えることが望ましい。さもないと、結局は強制的に年金がほとんどゼロの年齢の格上げというか上昇がおきるのでしょう。
それじゃ、どうするか。としよりは必死になって自分の人生は自分で落とし前を付ける人が増えることが望ましい。自分では面倒を見きれない、年金だけが頼りの人はしかたないでしょうが、そうでない人は自前で生きる以外しかたがない。強制的にそうなる前に、自分でその準備をした方がいいと言い換えた方がいいかもしれません。
それじゃ年寄りはどう生き抜くか。まず生活費をお安く生きる。これが第一のプラン。当然です。第二は働く。いまからでも遅くないので、働く場所を探す。さっきテレビ番組で見ていた盆栽の輸出なんて働く場所として非常にいいじゃないかと思います。このあいだ、オランダに行ったときに刀の鍔ですが、江戸時代のもので1箇一億円なんてざらでした。男性とか女性のおしゃれの工芸品、こういう世界なら、若者の邪魔にならないでしょう。陶芸でも磁器でも丁寧で味のある絵は70才過ぎてから描けるといいます。70才越してからしか発揮できない伝統的な味わいは多いので、習い始めるのは遅いが、しかし年齢的な資格は充分です。
伝統産業の輸出は明るい未来があると思います。ただ、その伝統にはあたらしいイノベーションが当然必要なので、年寄りでも頭の固い人はもっと単純作業がいいのかもしれませんが。結局はたらくのは女性になるのかもしれません。でも、どうであれ、年寄りは自前の資金で生きていく覚悟が必要で、いっぽうで子供にお金を残す必要はまったくないので、自分たちで使い切るのなら、女性の平均寿命が90才、男性が84才をいちおう信じて、その年齢まで持つ、資金を蓄えることが必要なのでしょう。政治のほうでも、運良くか悪くか平均寿命よりも長く生きてかつ自己資金ゼロになった老人の世話は国家が見ますと、宣言すれば世の中また一段とあかるくなるでしょう。