ずっと生データとのつきあいで

今回の陛下の心臓手術についての専門家の意見は、手術後の体調はそれいぜんよりはるかによくなるのではないか、というもののようです。だからこれまでよりずっと容易にお仕事をこなせる可能性がたかい、というかぜひ心臓外科医としては、そうあって欲しい、ということのようです。そうであるならば、素晴らしいです。

ここのところ、ずっと生データを延々と見ています。週末から月曜休みなく見ていると疲れてきますが、これがわたくしの流儀なので、しかたありません。もちろん現場の人たちもみていますが、わたくしにはわたくしの流儀があるのです。とことん生データをみて口をだせないような研究はしたくないというのが自分流の学問です。
このomics関係のデータは膨大なわりにたいしたことは言えないというのが一般的な意見なのでなおさらちゃんと見て、見逃しがないようにしておきたい。
そういう個々には弱いけれどもともあれ膨大多量のデータの中になにかヒントとなるものが隠れているのではないか、ということです。
延々10数時間の作業でしたが、2つ3つ現場の人達が見逃していたものを見つけました。たいしたことではありませんが、意味は十分にあるでしょう。
今朝からはちょっと違う生データを見ていましたが、やはりちょっとした発見がありました。
というかなるほど、なるほど、とおもわずひとりごとがでそうな気分です。

今朝は、別なメンバーがおもしろい発見をメールで知らせて来ました。データの意味をしばらく、考えました。関係論文を探して見てみると、広がりが相当にあるようです。

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