タレントのオセロ中島嬢の雲隠れというか、占いをする人物によってマインドコントロールされ、さらには世間から長期断絶隔離する事件が、世の中をにぎわしています。彼女のマンションはいまやマスコミに24時間包囲されているとか。
わたくしもかなりというかけっこう関心をもって推移を見守っています。女性ばかりでなく、わたくしのような老境のおじいさんも興味があるのです。そもそもわたくし、じつはこのオセロ中島嬢の肥満というか、首が急速に太くなったことに気がついて、どうしたんだろうなんかメンタルに問題があるのではないかなどと前に妻にひとりごとをいっていました(返事がないのでひとりごとになった)。
テレビにでてくるかた、井上さんというかたなんという職業なんですか、この方のいうところでは、この現象はいまや氷山の一角であり、日本中どこにでもある話しだそうです。このマインドコントロールは1対1によって起きている点であたらしい社会現象だというのです。なんとなくうなずける話しです。1対1によるマインドコントロールというのが特に関心をひきます。
だいたい鬱の人がすごいいきおいで世の中、増えていますが、こういう人達もマインドコントロールされる予備軍のようなものではないでしょうか。つらさをやわらげるために、薬もあまりきかない場合だれだって、一生懸命助けを求めてしまいます。こんな事をいったら怒られますが、精神科医師がその気になれば、患者はマインドコントロールに容易に入ってしまうのかもしれません。
世の中で起きる結婚後しばらくしての離婚の中には、夫か妻のマインドコントロールが解けてしまって破綻する等と言うケースがたくさんあるのでは。
むかしむかしまだわたくしが大学生になった頃かもっと前にフランス映画でブリジッドバルドー主演の「軽蔑」という男性にとってこわい映画がありました。純真、無垢な新妻が夫の権威と偉さをあるときから疑いはじめて、それがじょじょに進行して最後に大きな軽蔑に発展するというのがありました。
これらはまだコントロールが解けて、呪縛からにげているのですからまだいいのかもしれません。でも何十年も連れ添って、夫が定年で自宅に戻ってきて、すべてのマインドコントロールが解けた妻の立場なんていうのもあるかもしれません。
横道にそれましたが、でも研究の世界だって、毎日がマインドコントロールみたいなものです。絶対正しいと間違いないと思っていた、スタートにある研究結果が誤っていたなんていうのはありふれた話しです。
でも正しいと信ずることがなかったら、誰もこの世界で生きていくことはできません。
これまではカルト集団のリーダーとか政治のリーダーとかで1対多数とかもしくは組織と個人とかのケースが普通でした。
しかし、今回のオセロ中島嬢のケースはマインドコントロールが1対1で、金銭的に相手をとことん利用しつくす、という犯罪のようなマインドコントロールらしいので女性が鋭敏に反応するのもよく分かります。
さて、これからどうなるのでしょう。教育的な事件として、終わってくれるといいのですが。