ゴールデンウイーク、始まりです。
天気がよいと、気分がいいです。
昨夜は、東北大の張替教授の赤血球形成の最近の進展のセミナーを興味深く聞きました。血液についてはなにも知らないので、どんなはなしも気持ちよく頭の中に滲みていく感じです。そのあとの会食でもいろいろと初歩的な質問をたくさんしました。成熟赤血球の研究は非常に地味ということで研究はあまりされてないということも確認できて、なんだかとても嬉しくなりました。
そういうところで働いて、運がよければ、金塊をみつけようとするのがわたくしの習性ですから。
30年以上前に、分裂酵母のmitosisを研究したいといったらたいていの細胞生物学者はもうすんでしまった問題でしょうなどと、言われたものです。
ほんと、研究の世界は不思議なんです。基本的疑問をもつと基本的解答が得られるのですが、その基本的疑問を見つけるのがたとえ目の前にあってもそうは大抵の人には思えないのです。
まあかなりのリスクなんです。その基本的疑問の選択はあんがい間違えるし、間違えると数年の時間が無駄になりますからね。
わたくしの場合、まあまちがえるはずがない、というアホな信念でやって来たわけですから、迷いなどあるはずもありません。あとはそれで踊ってくれる若者がどれだけいるかです。なんかぞろぞろいそうなので嬉しく思っています。
さてこの一週間、やることがいろいろあります。
家族の集まり準備。天気がいいといいのですが。
もちろん、はたけの準備。これがすごい体力を要する。
それに庭も林も原っぱも、離れも物置も、家族、来客があるのでちょっとというかいろいろ気配りがいります。
それに、論文書き。これが頭から一時間も離れることはありません。ちょっと大げさかな。