ゴールデンウイークの半ばで考える

ゴールデンウイークは4月28日の土曜日から始まったとすると、きょうで4日目でほぼ半分たったわけです。
きょうの百万遍での仕事が一段落ついたのでこれを書いています。

消費増税とかが目の前のできごとになりつつあります。世間の反応は鈍いみたいですが、でも賛否はおおむね半々というところでしょうか。消費税を払っても月給が上がるのなら問題ないが、消費税を払ういっぽうで月給がひどく下がるのなら、大いに困るというのが現役世代でしょうか。年金世代は国の財政が破綻して年金額の大幅な低下があっては困るので、我慢できる範囲ならしかたない、というところでしょうか。でも、5%や10%あげても税収40兆だかに予算が90兆とかいう支出過多がおさまるとは思えないので、増税路線はいっぺんはじまると際限なく続くのではないかという不安は強いでしょう。野田内閣が基盤が強いとはだれもおもわず支持率は25%くらいまでさがっているので、いつたおれるか分かりません。でも倒れても国民のほとんどは喜ばないでしょう。いまの政治家の中でこの難局を担当出来るひとがだれかいるようにも思えません。
わたくしのような経済無学でもこのようなことはいえるのですが、戦争さえしなければ経済難局はなんとかなる、知恵と我慢でなんとかなる、とこんな風に思えます。

わたくしの見る日本の一番の難局は、勤労しないで金を稼がずに、年金をもらうだけで生活する人々の寿命がどんどん延びることだと思うのです。これは、うえにぶっちゃけた話というまくらことばをつけねばいけないのかもしれません。
すこし考えると、年金を一銭ももらわずに辞退して、消費だけする高齢者、つまり持っている蓄えをくずして、死ぬときには蓄えゼロになるような、高齢者がいれば、国家財政に迷惑をかけない立派なかたということになります。でも団塊の世代死ぬまでまだ20年あります。年間350万円ずつ使っても、20年で7千万の蓄えがいります。家、田畑、財産を全部売り払って、死ぬとしても結構たいへんな額ですが。日本人でこれが出来る人どれだけいるでしょう。
もうひとつは、年金をもらっても、それを遥かにうわまわる、経済的な貢献をする場合です。国民総生産の額を大きく増やすことに貢献するというものです。もしくは外国から多額のお金を稼ぐそういうことができる高齢者です。芸術や伝統技能者にはそういう人が少数ながらいるのではないでしょうか。研究者だっているかもしれません。わたくしも、現役をやめる頃それを夢見たのですが、うまくいきませんでした。実はいまでも夢見ています。
盆栽なんていうのも、高価なものは一千万円くらいするのはざらにあるそうです。錦鯉もしかりです。陶芸だって。
こういうのはだいたい70歳以上のひとびとがいちばん活躍しているのではないでしょうか。
わたくしは、70歳台のひとたちはやり方次第で、日本の社会に大きく貢献しうると思うのです。人生の活躍のしあげが70歳台の10年間で出来ると思うのです。このあたりわたくしの一番得意とする我田引水ですが、でも真実味もちょっぴりあるでしょう。

そういうつもりでいる70さい台、80歳台が一人でも日本で増えることがたぶん大切なのだとおもいます。日野原氏のように百歳になっても70歳台と変わらない現役人もいます。なにをやるかはその人次第、でもひとことでいえば、稼ぐ、もしくは稼ぐための材料や環境を作る。こういうことなのでしょう。

小さなことにくよくよせず自分の人生の仕上げができるのならどこででもやる、稼ぎながらやっていく、こういうふうにかんがえています。
経済無学だけれども生きがいを見つけるすべは知っている「つもり」の人間の生きるすべです。

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