昨日はDepartment of Geneticsですごしました。午前は、研究の話を聞かせて議論させてもらいました。昼は教授のDavid Gloverさんの町外れにあるカレッジで食べました。見事な建物と巨木が調和してとても気持ちの良いカレッジでした。学生さんは試験前なのでおもいおもいの姿勢で勉強をしていました。
前日とは打って変わって、気温も急上昇で、暑いという表現がぴったりの日でした。
その後で、講演をしました。Genetics and epigenetics of glucose starvation in fission yeastというタイトルでした。あとで、かつてラボにいたKYくんが、先生とても評判よかったですよ、といってくれました。優秀なケンブリッジの研究者にそう評価されるのはもちろんいい気分です。Gloverさんもえらく賞めてくれました。わたくしも内心では新分野を作ったくらいの自負でいましたので、ありがったです。共同研究者、とくに久留米大の斉藤君の貢献がすごいです。あと、献身的にたくさんの変異体の性質を調べてくれた、沖縄の佐二木君や上原さん、森さんや他のメンバーの努力がなければなにもできませんでした。京都の最後の数年でグルコースのことを真剣に取りあげたのが、沖縄でも続けて、やっと実を結んできました。
晩は町外れのパブでたべました。わたくしは鴨をとりました。前菜はベジタリアンのためのもので、野菜とモッツアレラで、どちらも美味しかったでした。スカッとした白ワインも久しぶりに飲んでなかなか暮れない英国の気分のよい夕刻から夜への時間を過ごしました。