きょうは旅行日でした。昼過ぎから沖縄のオフィスで働きました。
京都から、生命科学研究科同窓会誌いぶきが送られてきました。わたくし、このあいだ勲章授与時に感想文を依頼され、書いたのでした。何を書いたのか、思い出せないので、みてみるとなるほどわたくしは研究者としては流浪者というか放浪者なのかも、という感想が書いてありました。まちがっているとはおもえません。でも、百姓がまいにち同じ場所で土地を耕すような生活が基本でした。ただ、土を耕しながら、おりおりに空を眺め、おおぞら高くどこか遠くに飛んでいく、渡り鳥を羨むような,気分も持っていたのでした。それで、おりおりに学問的放浪を再開したのかもしれません。
飛行機の中でiPadで菊池寛の短編を二つ読みました。「恩讐の彼方に」、と「俊寛」でした。10代の終わりに読んだのでしょうが筋は憶えていませんでしたから、初読の印象です。筋は、あざとい感もありますがそれなりに感動できるので、研究者の論文書きの参考になるかも。
昨日は講談社のSさんが百万遍オフィスに来られました。「子供たちに生命科学を!」というスローガンの本を作るべく途中まで準備していたのがその後わたくしの怠惰さで進んでなかったのですが、その再出発ができないかをSさんと模索しました。
お昼をはさんでいろいろよもやま話をしまして、再出発を「誓い」ました。このブログをやめると、たぶんさっさと完成できるような気もするのですが。