帰国して、大山完爾先生の死去

今朝早く関空に着きました。便は混んでいました。
大津の自宅に戻り、すこし休んでから、京都にでて百万遍オフィスで仕事をしました。
こういう日は何をやっても頭がうまく動かないので、簡単な作業と思考を必要とする程度での仕事に限定します。かといって、寝たりすると生活のリズムの再構築がすこし難しくなります。

アーネストボーグナインという米国の名優が亡くなったというのを、機内でよんだ週刊誌の記事で知りました。悪役が得意で、かおつきは一度見たら忘れないタイプでした。
ことしの7月に95才でなくなったとのこと。
地上より永遠にという映画でナイフを持った怖い男役の記憶があります。1955年の映画とかですから、中学か高校で見た映画でしょう。あとポセイドンアドベンチャーでもすごい役をやって、この映画が1972年ですから、わたくしもその頃まではちょくちょく映画館に行っていたようです。実験のあいまに祇園会館に行ったこともありました。結婚前だし助教授時代、一馬力でやっていました。
2010年の時の写真がネットに出ていますが、元気そうでした。5回結婚したんだそうです。すごい。

俳優の大滝秀治さんが亡くなったのだそうです。今月の10月2日でした。人柄がにじるでるような人間臭いでも親しみが無条件でもてるそういう俳優さんでした。
昨年の11月皇居でご一緒でした。テーブルも隣でした。大変お元気で、いろいろな話を陛下にもされていました。このかたも一度見たら忘れないタイプの方でした。

今回の旅行の直前に大山完爾先生が亡くなられたことを知りました。
つらくて、悲しい気持が先にたって、話題にできませんでした。いまもこの文章を作るのがつらい感があります。なにかにかこつけないと,文章にできない大山さんの死でした。
なかまというか、京大で生命科学を作るときの同志でした。彼がいたからこそ、生命科学研究科ができたのでした。ゼニゴケの研究で学士院賞も受賞され、これから学界のためにいろいろやって頂けるはずでした。
早すぎるし、あまりにも突然の死で気持の整理がつきません。熊谷先生、佐藤先生の祝賀会でひさしぶりにおあいしたのですが。
10月1日に,告別式がありました。
冥福を祈りたいです。

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