夜8時半頃に花火があがりました。どうも港のあたりであげているように見えました。わりあい盛大ですが、でも5分くらいで終わってしまいました。
けさは那覇のまちを長く散歩して,帰宅前に島南部の喜屋武岬と具志川城跡を見て帰りました。
天気は良かったですが、台風の影響もあり波激しかったです。
喜屋武岬、島の最南部ですが、昭和20年終戦の2か月前に、多くの人々が亡くなったところでよく知られています。「平和の塔」もありますが、それよりも海を眺めているだけでひしひしと感ずるものがありました。どんなにつらくおそろしい出来事が、この美しい海を望むところであったのか。
犠牲になった住民、軍人合わせて1万人。
塔の碑文には「善戦空しく玉砕した将兵や、戦闘に協力散華せる住民の遺烈を伝う」とありました。
具志川城趾では復旧工事をしていました。海はとても美しく,さえぎるもののない海だけの景色でした。
この静けさと簡素な人工物のみが続くかぎり、戦争と悠久の沖縄の歴史を考えるうえで沖縄本島の中で、将来もっとも優れた場所になりうるのではないか、と感じました。