たしかにこの森口氏の公表しているものは論文ではなく、意見みたいなものが多いのです。
ちょっと文献リストを見ると沢山あるようでしかもけっこう有名ジャーナルです。
でもよく見ると、要旨もついてないような短いコメントみたいなものが多い。
なんか上げ底のお菓子箱みたいな文献リストのようにも見えます。
でもこれで、ともあれ肩書きは東大(特任)教授だし、高額な研究費も文科省などからもらっていたことも記録にあります。
実体はどうあれ、書類上は東大を代表する医療系のiPS細胞研究者だった(ちょっと言い過ぎかな)ようでもあります。だから読売新聞がなんどもなんども記事を書いたのも分かるような気がします。
でもこうなってくると、また東大か、という気持になってしまいます。
どうもいかさまかもしれない研究者が全国的に増えてきて、どれが本当のいかさまか、どれがそう見えるだけで本当は真面目な研究者か区別がつかなくなってきている感があります。
やはり宣伝しないと研究費がもらえなくてまともな研究生活ができないと思う人達が増えているのでしょうか。背伸びのしすぎかな。
あの人研究のはなしおもしろいのだけれど、本当はどうなのですか?、と関係の人に聞くとすんなりいいですよ、という意見を聞けるケースが減っているのが心配です。
実直に正直に謙虚にでもしっかりと着実に研究をしているひとがちゃんと生きていけるといいのですが。
きょうはこれからサッカーブラジル戦がテレビであるのが分かったので、仕事を急きょやめて観戦することにしました。
フランス戦は見れませんでしたので。