朝からさきほどまで研究室の報告会でした。
なかなか充実してよかったです。
真栄田岬のそばにあるカフェーAでやりました。平素とちがう環境で研究の話をする意義はそれなりにあるものです。明日もまたやります。こんどはキャンパスで。
血脈主義ということばがでてきました。
橋下市長が週刊朝日の連載記事について人の出自をあばきたてるのは民族浄化につながるおそろしい考えだといってます。
「ハシシタ 救世主か衆愚の王か橋下徹のDNAをさかのぼり本性をあぶり出す」というタイトルがもうおどろおどろしいのですが、家族の出自を調査して記事にするというものです
それについては、橋下氏は自分は父親をしらないし、一緒に生活したこともないので、なぜこのようなことを言われるのか分からない、と言っています。
氏の人生の過程は丸裸にされてもやむを得ないが、先祖を徹底的に調査して暴き出すのは一線を越えている。氏の子供、孫たちにも影響する」と指摘しています。「橋下氏はヒトラーだとか言われているが、それこそナチスの民族浄化主義につながるような非常に恐ろしい考え方だ」とも述べているようです。
この件、わたくしも心配しています。この刺激的で目立つ政治家を標的にした、激しすぎる記事がですぎています。主義主張で反対と言うよりはむしろ商売のネタとしてうまれてくる強烈な差別観の記事の出現は大変心配な流れです。
記事は読んでないし、読みたくもありません。
でも、出自がたとえば朝鮮人とか中国人とか台湾人のの血が入っているとか、そういうことを話題にするのは、結局いまでも克服できない同和問題にある人々のあいだの差別感を助長するものでありましょう。
「橋下徹のDNAをさかのぼり本性をあぶり出す」、という強烈な差別観としかいいようのない表現は許されるのでしょうか。
だいたい、そもそもDNAが人格とかを決めているとはいったいどこの誰が言っていることでしょう。そんなことをいう遺伝子差別主義者は社会のとくにマスコミでは絶対に活動してはいけないと思います。