稔り多い一日、懲戒免職の森口氏、幕前のできごと

研究報告会、2日目。無事終了。いろいろな発表があってたいへん稔り多い一日でした。
わたくしはどうも風邪気味で、のどが痛いのでしたが、なんとか切り抜けました。
ただ、東恩納でやったみなさんとの夜の会食はすこし早めに切り上げて家に戻りました。
世の中も変化するようにラボも変化します。

話題の森口氏は東大を懲戒免職になりました。やってないのに、やったという医療がたくさんあって、大学の名誉を大いに傷つけたということのようです。なるほど。
しかし研究者としては一定の成果があったればこそ研究費もたくさんもらい、特任教授(研究員)にもなっていたのでした。今回のできごとはなにがどうなったのか分かりませんが、氏の活動に内包されていた問題点や矛盾が一挙に吹き出してきたのでしょうか。
森口氏の指導教員かつ共同研究者の東京医科歯科の教授も当該大学から譴責かつ処分を受けるようです。
東大などの大学側の迅速な処分自体は分かりやすいですが、森口氏の研究者像自体はかならずしもはっきりせず、毀誉褒貶が現状では相半ばしているようです。
発表については研究者として勇み足と嘘があり、処分を受けても対抗はできないだろうとの話を聞きました。
これから延々長期に続くiPS細胞をもちいた医療行為の幕開けでなく、幕前のできごととして記憶されるのだと思います。

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