わたくしは勤労感謝という語感がすきで、そういうわけできょうはいちばん好きな祭日です。
例年この日はしごとの予定をいれずにのんびりすることにしています。
さいわい天気もまたまたよく、来客もおりましたがみなさん気のおけない人たちばかりで、ゆったりした気分で過ごすことができました。
Aさんは末っ子の8才の男の子を連れて来ました。わたくしは8才くらいの子供としゃべったことは長年なく、楽しくて興味深い経験でした。少年が1人で何かやってる姿を見るのは、よいものです。里芋ほりもやってもらいました。
散歩にでたら、数匹の猿と出会いました。ポーランド人でオランダから来たMさんには信じがたい動物がたしかに人の住む傍にウロウロしていることを確かにみただけでも日本という国の印象がまた変わったでしょう。
日本の風物は温帯と言うよりは亜熱帯的なところがあるのですね。夏の賑やかさはまさにその反映だと思います。
このあたりでは11月の最後の週あたりから始まる紅葉とともに端正な冬景色になっていくところが、晩秋の名残のよさなのでしょうか。
食べるものが皆おいしく感じるのは、冬眠はしないけれどもこの時期に沢山食べて冬を越えるという昔からの何かが体内にあるのでしょうか。
むかしは、新嘗祭(にいなめさい)といって、今日この日に、天皇陛下が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧めて、自らもこれを食して、その年の収穫を感謝する祭儀がある、とあります。
まさにその気分です。おだやかな気持ちでわたくしも心から天地に感謝したいとおもいます。