Jの閉店

きのうの天候はひどいものでした。
まだ風がつよいのですが、国道をぶらぶら歩いて、たまにいくJという喫茶店というかパン屋さんというような店に寄りました。
なんと3月半ばで閉店していました。
新しいホテルMもすぐそばに出来ることだし、空いているとはいえ、よもや閉店はないだろうと思っていたのですが。
あのすごい静かな青年というかたぶん青年よりは年上の男性とももう会えないし、Jの静寂を好んだわたくしにとってあのスペースと時間を失ったのはとても大きいものでした。

実はきょう今から思うと,入口からなんだかヘンだとな思っていたのです。
そもそも舗道上にあった小さな看板がなかった。
パン屋にたどり着く小さな50メートルほどの小径がなんだかひとけがなかったのです。
木の階段を上がるときには、店を見なくてももう閉店してしまったのだ、ということが予想されました。でも犬は一匹いました。

わたくしの好きだった空間はひとつずつ無くなっていくのだな、と実感しました。
百万遍界隈でも。でも百万遍にはまだまだ沢山のスポットが残っていますが。
ここ恩納では、いうまでもないことです。

店のドアには、丁寧な心のこもった閉店の挨拶状がありました。
事情があって名古屋に帰ったのだそうです。
もう喫茶店はなくなり、そのうち鉄板焼きやさんになるのだそうです。

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