このあいだ沖縄に行ったときに、ラボからかなり離れた、車でも10分くらいかかるところまで行ったところで会食をしたのですが、メンバーの1人のT君はなぜか自転車でやってきました。沖縄は海岸沿いは平らですから、朝とか日没後は自転車はまあまあですが、すこし内陸に入れば、坂が急で自転車は結構きびしいものです。
夏など、バイクに乗ってる人は見かけてても自転車はまず日中見たことありません。会食が始まってしばらくして汗びっしょりのT君到着して、自転車はやはりバッドアイデアだったかな、とか言ってるように聞こえました。ギアが何段と聞いたら、6段とのことでしたが、急なところでは6段でもきつい感じでしょう。
わたくしも当初、電池のついた電動の自転車を買って、そこらを散歩しました。かなりな急でも楽々のすぐれものでしたが、その後はさっぱり利用せず、眠っています。
ある時期わたくしもそうとう熱心な自転車ファンとなり、毎月サイクルスポーツという雑誌を購読している時期がどうでしょう10年弱あったような気がします。自転車にもこって、シマノのDura-Aceを装備したものにのってたものでした。これは高かったですが、正解で、なにしろ自転車の静寂さというか、かすかなタイヤの音を聞きながら、風を切って疾走する心地よさを堪能できました。琵琶湖は自転車には大変向いていて、湖岸道路ができてからは特に乗りやすくなりました。南湖一周とか近江舞子往復なら昼飯を食べてから、夕方までのあいだとか、安土とか近江八幡ならお昼前にでかけるくらいで楽に往復できるので、いろいろ楽しみました。
なにかの想念にひたるのに自転車はいいです。わたくしはジョギングは苦手なのですが、自転車なら4時間でも5時間でも平気でした。
いまよくでかける国道161号でもサイクリングを楽しむ人がそこそこ見かけます。ただ欧州あたりと比べると数はずっと少ないのでしょう。なぜなのか分からないのですが、たぶん列車も自転車運搬にはあまり好意的でないからかもしれません。
なぜ自転車をやめたのかははっきりしていて、ガーデニングが忙しくなったからです。いまでもときどき乗りたいと思ったりするのですが、このさび付いた自転車をまず修復することを考えるとちょっとうっとうしくなってしまうのです。