ロイヤルベビーの誕生

英国で、ロイヤルベビーの誕生でした。英国は国を挙げての喜び、というニュースが駆け巡っています。
男の子、王位継承3位だそうです。なるほど。名前はまだきまってないとのこと。
日本人を驚かせたのはまず、お母さんがまだ出産後二日も経たないのに、病院の玄関前に出てきてにこにこして挨拶したこと。日本じゃまだ病院のベッドにいるのでは?
お父さんの王子も赤ちゃんをさっさと乳児用の手提げにいれて、記者団とちょっと談笑して、自分たちで運転してあっというまに帰宅したこと。
早い退院、王室の王位継承者2位が、3位の我が子を車にいれて出産後48時間も経たないのに、どこかたぶん夫人の実家に自分で運転して帰るとのこと、自家用車で運ぶ、これは日本的にはすごい驚きです。
たぶん英国でも驚きでしょう。貴族でない平民の実家でしばらく産後を過ごすなど、やはり例外的現象でしょうか。これは女王の許可がいったとの報道もなるほどと思わせます。
うーん、だいぶ日本は水をあけられたな、と思ったのはわたくし一人でしょうか。

面白いのはBBCの報道で、米国の主要マスコミ報道では、大きく報道するのはいいとして、将来のKing of Englandだという報道が多くて、これにはカチンとくるのは当然でしょうか。さっそく、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドの王でもあり、ようするにUnited Kingdomの王様になるのだと、かみついています。もちろんそうでしょうが、でもまあそういう誤りも理解しやすいものです。

日本では、皇位継承者の1位である皇太子は当然として、2位、3位、4位の順序はあまり庶民の頭に焼きついていません。いちおう書いておくと、現在は皇太子が一位、秋篠宮が二位、秋篠宮の長男である悠仁(ひさひと)親王が三位です。四位は常陸宮です。五位は97才になられた三笠宮なのだそうです。
一位から三位まで今後の日本の天皇の順番と考えるべきなのですが、存外不動の順番と思っていない人達が多いのは,一時女性天皇の可能性が世間を賑わせたからかもしれません。
英国の祝賀ムードを見ていると、日本にもこういう祝賀ムードがほしいと思うのは少数派なのでしょうか。

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