日本人科学者とイグノーベル賞

イグノーベル賞 (英: Ig Nobel Prize) とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞。ハーバード大学で授賞式があってこれまでも実に感心させる研究に賞が与えられています。
こういう賞をもう7年間も連続して日本人は受賞しているのだそうです。リスト見ると一年間開いていますが、もう10年間出ずっぱりです。日本人は科学に笑いをいれることのできるすばらしい民族のようです。余裕があるのでしょうか。
わたくしも今回つらつら自分の研究成果にユーモアというか、笑いがあるか考えたのですが、ありません。
残念、非常に反省しています。
それで今年は日本人は医学と化学の両分野で受賞しています。
心臓移植をされた心臓が、音楽をずっとかけていると、たしかモーツアルトかなにか、移植心臓の寿命が飛躍的に伸びるそうです。雑音的な音ではダメだそうです。

涙の出ないタマネギを作ったそうです。学術的にも真面目ですばらしい業績です。
なんと受賞者のひとりはかつて京大で同僚だった熊谷英彦先生ではないですか!
先生、京大をやめてから学士院賞もそして今回はノーベル賞とすごいものです。
ただ、このタマネギは遺伝子組み換え法で作ったので、まだ食べた人は誰もいないそうです。
いちおう信じます。だれかこっそり食べているのでゃと想像したくなります。
そうじゃないと、味は全然変わらない、どこかに書いてあることと矛盾します。

イグノーベル賞をもらってから、数年後に本当のというかスエーデンのノーベル賞をもらった人ももういるのだそうです。
歴史の短いこの賞に、日本人がたくさん受賞しているリストを見ていると日本人と科学について、考えを改める必要を強く感じます。
つまり日本人は本当に科学が好きなんだな、と。
名利でなく純粋に好きじゃないと、こういうふうに次々と愉快かつすごく考えさせる業績など出てくるはずがありません。
粘菌の認知能についての研究など忘れられません。本当に深い業績です。

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