台風18号による影響(個人的)

土曜から大津に戻っています。
台風18号もほぼ同時にこちらに来て個人的にはかなりの影響を受けました。
滋賀県ではかつて経験したことのない大雨になるだろう、という予報はあたりました。
比良山のセカンドハウスで昨夜からきょう(敬老の日)台風の影響と遭遇しました。
夜通し降った雨は朝になってもまったく止まず、風は強くなるばかり。
朝7時半食事を終わってしばらく外の激しい風と雨を見ていましたら、なんか突然地の底から湧いてくるような突き上げるような感覚がありました。
おもわず地震、地震といいましたが、いやこれは違うぞなんかとんでもないことが、という不安感が強くなりました。その感覚が数分続いたので、これは地震でないおかしいぞ。
外を見て、まさかと思って敷地の外れを流れる滝川のほうを見て,眼を疑いました。
底のほうをいつもすこし流れている川がなんと、盛り上がるような波が地上に突きだしているではないですか。それが盛り上がり崩れるたびにあの強い振動があったのだろうと思いました。
川の向こう側の道路はもう完全に冠水していて駐車している車のタイヤも半分くらい水に隠れて。
慌てて外にでて離れて川を覗くと、信じられない速さの流れと沢山の流木等がすごいいきおいで流れています。琵琶湖岸まで500メートルくらいの川とは思えないすごい荒々しい光景でした。
コンクリートで固めた河川で巾が10メートルくらい、深さが5メートルくらいの水路状ですが、これが100%水になっているのですごい量の流れです。
家はやや高いところにあるので大丈夫とはおもいながらも、これ、いったいどうなるのかという気持ちになりました。
詳しい出来事は書きませんが、敷地のほうもそれから2時間後には相当部分冠水して、いつも通る橋は上流からの流木やもろもろの物体で完全におおわれて小山になってしまい、それで氾濫した水は周囲一帯を水浸しにしていました。冠水した部分は森と原野なので水が引けばいいのですが。上流には人工物はまったくないので、ゴミもみな植物性です。
しかし、国道も冠水して,湖西線もまったく動かずで、下手すると陸の孤島に閉じ込められる、という気持ちも一瞬ありました。
しかし幸いなことにうまいこと冠水部分を逃げるすべに気がつき、早めの昼飯を食べて早々に逃げ出しました。湖西道路はがらがらに空いていて30分で家に戻れました。
昼頃には雨は止みました。でも川の流れはせき止めがより完全となり氾濫はますます拡がっているのでした。面白いことに、誰からもこうしろ、ああしろという通告はなくすべて自分の命を守るために自主的にやりました。警報に従ったわけです。ただ消防署の人たちは対岸で相当数土嚢をつむ作業を忙しくしていました。
比叡山の自宅はなにごとも無く、よるテレビを見ていると、京都ではそうとうな河川の氾濫があった様です。滋賀県のは報道はありませんが、同程度はあるでしょう。
テレビカメラの前でだれもが、生まれてからこんな経験ありませんでした、といっていました。
わたくしも同じようなことを言いたいです。自分は水害とは生涯縁がない,うそぶいていましたが、まったくの誤りでした。
また来年も今日と同じようなことがあるかもしれません。
この程度の気象はこれから何度あっても驚きません。だから注意深くなるでしょう。
あしたは百万遍オフィスに行かなければならないのですが、地下鉄は御陵駅が冠水してしばらくの期間は不通らしいです。湖西線も深夜までほとんど動いてないかのような状態らしいです。
明朝はどうなるのでしょう。

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