島倉千代子さん亡くなりました。
昭和の歌姫でした。
若い頃、少女のような姿で歌をうたう彼女の声に聞き惚れた日本人は非常に多かったでしょう。空から降ってくるような,鈴の鳴るような、美しい声でした。わたくしも聞き惚れたひとりです。
可憐という言葉がぴったりで、美空ひばりとは対照的でした。
特にこの歌姫を守る人がいなかったことが彼女の人生のいちばん辛いことだったのでしょうか。
美空ひばりには自分の娘をおじょうとよんで徹底的に守りかつ賛美した母親のような人がいないようでした。
つらいエピソードのなかでも,特に気になったのは最後は肝臓がんだったとのこと。
20年来の肝臓の病気と聞くと、やはりC型肝炎ウイルスのようなもののの感せんを考えてしまいます。そのまえには別ながんもあった様です。
死去三日前に、新曲をレコードをしたという、エピソードは多くのファンの涙をさそったのではないでしょうか。わたくしもその歌を聴いてみたいようなこわいような気分と半々です。
歌をとってしまったら自分にはなにも残らないと、やつれた姿でしゃべっているのをテレビでみていて、わたくし自身も歌を研究に変えたら同じような気分なので、自分の何年か先の姿をおもわず瞬間的にオーバーラップしてしまいました。