この連休のあいだ那覇にいました。ホテルに泊まって、できるだけ歩きました。3日間で4万歩近くあるきました。空いた時間は論文書きでした。あと少しでも地図をみないで那覇の町の中を歩きたいのでグーグルの地図を見ながら歩け歩けで土地勘を養いました。結論は大通りならなんとか目的地にいける、しかし一歩細い道に入って地図を見ずに10分も歩くともう分からなくなる、ということでした。細い道は迷路みたいですが、でも魅力がいっぱいで,どこにいっても猫がたくさんいて、そしてその猫がきれいな毛並みで、那覇はいい町だなと再確認しました。小径も熟知した地域をすこしでも増やしましょう。
この三日間那覇の町で内容のある会話でしゃべったのは、骨董屋のおやじさん、壺屋どおりの二軒の陶器店のおかみさんたちだけでした。
内省的な日々と言いたいのですが、やはり論文書きはいちばんつらいところなのでうんざりした時が何度もありました。
きょうは天皇陛下の80才の誕生日でした。
お言葉をぜんぶ読んだわけではなく部分ですが、感銘を受けました。
陛下は日本国民すべてのひとたちに平易なおことばで近寄り話しかけられています。
大震災の被災地にご訪問されても膝を折られて,ひとびとと同じ目線でお話しをされねぎらっていました。
陛下でありつつ、かつここまで親しくひとびとに接する姿勢は、たぶん歴史上初めてなのでしょうか。
また皇后へのお言葉もおもいやりに満ちておりすばらしいの表現しかできません。
また映像にでるお二人でのにこやかなダンスなど、これだけの素晴らしいカップルが日本国民の象徴であることはなんと幸運なのだろう、とおもいます。テレビでみたご一家でのお米の収穫の風景などとても親しみ深い。皇室一家に幸せが続きますようにと願うばかりです。
陛下がつくりあげた天皇像は理想の天皇像の用に見えます。
わたくしにはいつもお若いときの皇太子時代のにこやかな表情があたまにあるのですが、今回の写真をみると威厳のようなものも強く感じました。平成も25年間、日本のことをいちばんよく知って深くお考えであるに違いありません。
天皇は政治にかかわらないということですが、しかし天皇の役割は国家の中で次元が違う役割があるのでしょう。
平成天皇と皇后の存在が、どれくらい日本社会の安定に役だっているか、言うまでもないことです。陛下も皇后もそのことを熟知しているのだと信じています。
平成天皇はいつまでも語り継がれる天皇になるにちがいありません。