研究者になるための幼児教育

最近十代のわかい人達で世界レベルの成果をあげるのが多くなりました。フィギュアの羽生選手ジャンプの高梨選手すごいです。チーム競技では女子サッカーの十代が世界チャンピオンになりました。
いまの日本、多くの親に時間ができたのでしょうか。競技をする子供のために献身的に時間をかける親が沢山増えたのでしょうか。やはり親が子に使う時間が長ければそれだけ成果があがりやすい。イチロー選手のお父さんなんかも思いだします。最近はまとまった数の10代のすごい選手が出現するのはある意味社会現象に近いのかもしれません。

こんな前振りで書いてみたかったのは、子供を優れた研究者にしようなどという、研究者の親などはいるのだろうか、という疑問です。すごい早熟の才能ゆたかな学生さんがいて、父親母親が誰かと聞いてなるほどとうなずくようなケースは今の日本あるのだろうか、ということです。若い学生さんの世界コンテストなどはありませんから、ちょっと分かりませんが、若くてすごいのが若年教育で出るだろうかという設問です。
わたくしはずっと否定的でしたが、というか今もあまり肯定的ではないのですが、昔ほど自信をもって否定的ではありません。
上手にやれば幼児から研究者教育はできるのではないか、と感じだしています。
何が一番大切か。家庭に科学者が他の人達もまじえてしばしばやって来てがやがやと談笑するのを見るのが一番いいのかもしれません。
研究者がいちばん研究者らしく見えるのは、実験室や部屋にこもって何かをしているときよりも、仲間や知人と談笑している時だと思うのです。
その姿に魅力を感じる幼児というのはそもそもいるのだろうか、なのです。

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