有明海の珍味を堪能する

久留米大学を訪問した夜、久留米の一番街で有明海の珍味を堪能しました。店はしるひとぞ知るで、実に素晴らしい店でした。店の雰囲気のよさ、料理のすばらしさ、そして集まった4人の会食者の楽しさでほんとうにエンジョイしました。
まずエツです。カタクチイワシのようなものとにているが、刺身でも揚げ物でもいけます。川魚のようだが実際には海由来でただ汽水域にほとんど住むとのこと。日本では筑後川地方でしか食せない。つまりこの一点が大切でこれは有明の幸をたべられる場所に来ないと駄目、かつ一年のごく短い期間しか食べれないのです。運が良かった。二枚写真を出します。刺身というかサラダ風にして、ドレッシングをかけて、それと揚げて。おいしい。とてもおいしかったです。

次はだれでも知っているムツゴロウです。知っている割には「本場」でだべることは稀かもしれません。蒲焼き風でたべました。後で、生きている状態のムツゴロウも見せて頂きました。順序が大切で、食べる前に見せるとやや食欲が落ちるとか。やはりひとっぽい魚なので見てしまうとなんだかすまない、申し訳ないとおもう、分かります。見た目には黒くてグロテスクにも感じますが、美味です。不思議な栄養分が体内に入るという実感がありました。食後、腹痛とか変なかんじとかまったくありませんでした。わたくしには。

次のは乾燥したモノを焼いたのですが、ちょっと見た目にはこわい。でもおいしい。わらすぼというものです。ネットでは、スズキ目ハゼ科に分類される魚の一種。日本では有明海のみに分布し、食用に漁獲される。とありました。目が退化していて、小さな点があるだけです。メディアでは、エイリアンのような魚と表現するそうです。それより、こういう珍しい魚を食べられる幸せを感じた方がいいでしょう。有明の民の作った食文化を尊敬したいです。

まだ数種類の他の珍味もたべたのですが、このあたりでおわりにします。
久留米の地酒を沢山飲んだせいか、食後の消化もよかったようでよく寝られました。

ただ、ムツゴロウとワラスボの脂というかなにかが体内に入ってついぞ経験のない味と食後感がありました。

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