米国大統領選についての感想

11月に入りました。今月は米国の大統領選挙がある。
クリントン氏かトランプ氏か。常識的にはクリントン氏でしょうが、なかなか安全圏にはいらない。
土壇場でFBIがもう一度捜索を開始しているとのアナウンスもあり、投票予想はぎりぎりの差とか。

日本に限らず世界中の国々がどちらがなるかに相当な関心を持っているはずです。
わたくしはやはり米国初の女性大統領に強い抵抗感が米国の男性有権者にあるとおもっています。
クリントン氏は救国のヒロインとは決してみえません。
すでに夫と共にファーストレデイとして、ホワイトハウスに長年おりました。
その後現大統領の国務長官としても4年間もおり、十数年間にわたって米国政界のトップの人物であり、その間いろいろな出来事もあり、言葉は良くないですが、手垢が沢山ある方です。

新鮮さには乏しい。その方がこれから米国の命運を握るトップとして活躍する。うんざり感もあるし、女性の権力者への男性側からの恐怖心もあるにちがいありません。

しかし、ドイツ、英国もはや女性首相です。台湾にしても、ビルマにしてもいま危機にあるとはいえ韓国も女性トップ、世界の趨勢は女性の政治指導者をもつことに躊躇はありません。
そういうわけで、米国も結局僅差でもクリントン氏が当選と予想します。

それで世界のトレンドが確定する。今後は女性の後継者候補を持たない政治権力者の基盤が弱くなる時代がやってくるに違いありません。中国なんかもひどく男性優位的ですが、世界の大国としてそうもいかないでしょう。
わたくしは個人的にはクリントン氏が軍事的な問題をどうあつかうかに関心を抱いています。昔風な表現をするとタカ派かハト派なのかしりたいです。それからもうひとつ夫は完全に黒子としてやっていけるのだろうか、ということです。
トランプ氏が勝ったらみなさん困るでしょう。米国内政の混乱に基づいて、混沌の時代がやってくるに違いありません。
しばらくは米国人が自分の国の政治をどのようにするのか、見物します。

女性の政治トップ、そういう点、日本はひどく出遅れています。これからどうなるのか。まず東京都知事がおちついて行政に集中出来るような状況が生まれて欲しい。またハッキリとした味方がもうすこし増えるといいのですが。
彼女が穏当に成功すると、あとから続々と出てくるような期待感もあります。

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