奨学金返済でくるしむ若者が増えているとききます。今の大学の奨学金はなまえばかりで実際には金融機関から借金するのとなんら違いはないと聞きます。取り立ては厳しく苛烈で、払えないとブラックリストにのり、兄弟までもがそのチェインに入ってしまうというブラックな話もあります。大学院まで500万円程度の借金を作るのはざらなので、返済のことがその後の人生の最大に気がかりになってしまうとも聞きます。
いっぺん払えないとかお金的に困った状態になると、文字通り借金地獄になるとも聞きます。
高校卒業時のバラ色の未来とはまったく異なったとんでもなく暗い人生になってしまう。
週刊東洋経済で特集しています。
まだ未成年の高卒生徒が数百万円の利子付き借金をする決心をすることの危険性も強く社会は意識すべきだとありました。
まったく同感です。
また奨学金を昔のイメージで返さなくてもいいのが大半という完全に誤った認識でいる年寄りが多いのも大きな問題。
実情はその正反対。ほとんどが親も含めて返済に苦労している。
最近その苛酷な状況が社会でも意識し始めたのは少しましか。
日本が高等教育に税金を使わない点で、OECDの最劣等国であると聞きます。そのことはどの程度認識されているのか。
苦学もある水準を超えると一般のひとには転落のみちしか見えてこないのです。
日本の社会の視点を変えてほしいと強く思う。
金銭で困る若者たちに優しい目を向けてあげないと、いけない。借金という金銭で苦しむ、若者の人生は暗すぎると思うのです。愚かといわないで、社会は一緒に考えるべき。
西村賢太さんクラスでないと、このような苛酷な状況や借金を堂々とやり過ごせないはずです。
でもそんな人は百人にひとりくらいでしょう。