比良湖岸での散歩をしながら考える

ここのところ忙しくて比良の方の家にいくことが減っていました。

それで日曜、妻と日中行ってきました。
家の外の世話をおりおりにお願いしているIさんも見えました。わたくしはなぜか家を複数もつことにまったく心理的負担がないのですが、これは妻のおかげも多大にあるのですが、Iさんの存在もまたとても大きいのです。
毎年樹木はどんどん大きくなってかつては草原のなかの家だったのがいまでは森の中の家にになってしまいました。もう2,3年したらこの風景をもっとさっぱりとせねばならないとかんじました。

朝は栗を拾いました、今年三回目の収穫です。けっこう時間がかかります。すこしサルたちにも収穫を分けている気配でした。
ケージの中の野菜も10月になってもまだ収穫がありました。
昼から湖岸に向かってあるいて、湖岸沿いに1時間以上散歩しました。
周辺道路は車でイッパイのところが多いようです。しかし、歩けば静かでかわらぬ一望の比良山と湖岸風景を楽しめます。
前日と明日は共同研究者との話あいをする必要があります。
慣れぬ分野なのでなかなか結論が下ろせないのですが、でも話あいのために読んだり考えたり、自分たちのもつデータを当てはめたりしているうちに遅遅とはしているものの着実に概念的な進歩があります。
進歩とは楽観的な解釈が良くないとか、まったく別な可能性もあるのではないか、そういう別の考えを考慮したりすることです、これがわたくしの考える研究中の「進歩」の大半です。
進歩があって論文を書くのを止めるというのも当然あります。
しかし、このケースは自明のように言われている説明は本当に正しいのかというレベルからスタートしているのでなかなか決着が難しい。
結局は、より慎重なコメントに止まるということになるのでしょう。
何日も使って読み込んだりまたいろいろ議論しても結局こうなることはよくあることなのです。
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