大津・京都満開桜の縦断のたび


先週末に近畿の桜は満開だろう、という報がいくつも直接、間接聞こえてきたので、1週間は早いという判断は捨てて、他のことはなげうって大津と京都の桜を見に行ってきました。

大津・京都縦断と銘打った旅行で、あまりのんびりした気配はありませんが、でも最大に堪能しました。

まず地元ですが、わたくしは大津の北にセカンドハウスを持っていて、そこに3本の桜があります。二本は最初の孫が同時に2人も産まれたのを機会にお祝いに若木を二本購入したものです。もう一本はそのもっと前に購入したセカンドハウス用の土地の内庭にいれたもので、これらがどれも見頃の花をつけるようになりました。植物もれっきとした生物ですから一生懸命咲いているその時に主が見ないというのはこれは大変まずいというので、万難をはいしてわたくしの体が動く限りは一年に一度、沖縄のように遠くに住んでいても花見の時期に見たいと思っています。
これら三本はきれいに咲いていました。日を変えて二回見に行ったのですが、後の日が満開に近く、ここまで育ったかと、比良の山々の雄姿を背景に感動してめでました。2人の孫も中学生です。もっともっと大きくなって私がまだ元気なら桜パーティをここで開きたいと強く思いました。
大津ではあと坂本と三井寺の桜も見ました。どちらも素晴らしいのですが、ことしの坂本の太閤桜はすばらしく感動しました。天気もよく、かぜもすこし吹いて、あの大木のすべての場所が満開で桜の枝がかぜになびいて花が輝くさまはちょっと何とも言えない気分でした。
大津の自宅のまえの高橋川の並木も満開で町の皆さんが楽しそうに散歩しているのをみてそういえばこれらの木々ももう40才かと思ったものでした。
京都では、地下鉄東西線の西端からすこし北上して嵐山周辺の桜と東端の醍醐の桜を楽しみました。
嵐山はものすごい観光客、世界中の人々を見ました。でも桜はいつもと同じように咲いていました。しかしすこし歩けば人の殆どいない所に行けます。
安倍晴明神社の桜、静かに咲いていました。星印を持った神社は珍しい。
神社のすぐ傍の喫茶店でケーキとミルクコーヒーを注文し、店主の女性としばし雑談。神社の由来を聞いたり、いまは繁盛しても通年で雇用を続けるのが大変との裏事情も聞いたり。そのあと車折神社に行きました。変わったところで表札も変わっていてユーモアというかブラックが上に着くような文章で面白い。石を袋にいれてこれを祈念するというのがすっかり気に入ってついつい勝ってしまいました。沖縄まで持って帰りました。祈念神石とあります。すぐそばに祈念が達成できたひとたちが感謝の念でもどした石がうずたかく積まれているのをみてこれも感心しました。
その後に広隆寺にいきました。京都に40年以上住んでも広隆寺はたぶん30年は来てないと思います。久しぶりに弥勒菩薩の温顔を拝謁したいとおもいましたが、予想よりはふたまわりは小さかったのが意外でした。思い込みというのはこういうものかと、しばし考えてしまいました。広隆寺の弥勒菩薩、まじまじとみたのは高校の修学旅行がはじめてですが、像の大きさの基本情報が記憶になかったようでした。
広隆寺のあとは天神川の地下鉄駅から醍醐寺まで行きました。コミュニティバスなるものがあってそれに乗って寺まで歩かずに行きました。
こちらも観光客は多かったが、桜がどれもこれも満開で桜吹雪のなかを歩かせてもらいました。三宝院のなかはあまりにも混んでそうなので外側の花吹雪だけで満足しました。
二日半、こころから堪能した大津京都満開桜縦断の旅でした。
生きる限りこの時期桜を楽しもうと強く思いました。
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