滋賀県のへそ

滋賀県の野洲高校が、サッカーで決勝戦までいったそうです。
試合を見れなかったのですが、このあいだの四日市中央高校との試合を見ていたので、まぐれではなくて、実力でここまで来る力はあったのだと思います。技巧的にかなり高いものをもっていて、見ごたえがありましたから。
野洲というのは、近江富士ともいわれる三上山のあたりですが、高校もその麓のそばにあるようです。
滋賀県というのは、全国でも県に新聞のない数少ないケースらしいです。京都新聞と中日新聞が地元新聞の顔をしているくらいですから、求心力を作るような仕掛けがほとんどありません。県の真ん中は琵琶湖ですし、県都ともいえる大津市はどうみても京都市の衛星都市的なあつかいというか、一人前の町と思われてない気配があります。
へそ的存在のない県です、この滋賀県というところは。
野洲高校が優勝したら、滋賀県民はもちろん喜ぶでしょうが、実感はあまりないでしょう。野洲の町では、パレードはするでしょうが。
最近、栗東に新幹線駅が出来ることが決まって、これから駅の建設が始まるのですが、大津市長はその新駅の負担金を払わないとずっと言ってるくらいで、市の関係もばらばらなのですね。
もともと滋賀県は土木体質が極めて強くて、わたくしが越してきた頃は汚職天国ですよなどと言われたものですが、あんがい今はそういうものはすくないようです。しかし、実際のところ、大津市について、わたくしは案外住みやすい町だと思ってます。ただ、学術的なものは京都や草津市ばかりで、単に住むに便利ということですね。
県民所得は全国で5位という信じられない高さですが、貧乏は相対的に少ない感じですが、非常にリッチというのにはほど遠いし、でも平均するとそうなのですから、みなさん隠し財産をおもちなのかもしれません。でも自転車で琵琶湖周辺をよく走ってる頃に、豊かだなとよく思ったことは事実です。
わたくしは、滋賀県に飛行場が出来れば求心性が非常に高まると思っているのですが、蒲生のあたりにあった計画はつぶれてしまいました。
それはかえってよかったとおもうのは、やはり琵琶湖畔にぜひ空港がほしいのです。たぶん、草津市側に出来るのが妥当だと思うのですが、空港が出来れば、滋賀県は琵琶湖のある地域として、かなり国際的にも通用する観光地域になりうると思われますし、京都と表裏の関係でやっていけるのにとおもうのです。

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