見合い大国インド

段々インドに興味を持つ人が増えるのは嬉しいことです。
それほど知られてないのは、インドではいまも結婚は基本的に見合いで決まるということです。それも教育程度の高い、インテリの極致みたいな人達が、疑いどころか確信して見合い結婚をするという事実は色々考えさせられます。
しかもインドの家族の結束は素晴らしいものです。
英国の進歩的な人達にはどうしてもこの見合い結婚は承服できないので、いろいろな機会にこの見合い結婚で恋仲の若者が引き裂かれてしまうようなケースを探し出してそれを大げさに言ってますが、わたくしの知るインド人は、みじんも揺るがずいかにこの結婚スタイルが確立していることを教えてくれます。インドを何百年も支配した英国もこういう部分にはまった影響力を持てなかったようです。
ちょっと気になったのは、インドでは十代くらい先祖を遡るのは簡単という説明でした。日本ではごく少数でしょうね、そんなに遡れるのは。
いずれにせよ、日本もこのあいだまでは見合い結婚が多数派だったはずです。それでごく普通の幸せな家庭生活を営んだものでした。
わたくしも実をいうと、見合い結婚の肯定派です。
日本でもまた流行らないものかと思ったりしてます。そういう点で、インドが見合い大国であり続けることは心強いし、インドの家庭生活の良さが知られていくのもいいことでしょう。ただ、見合いなどといったら、わたくしの子供にも研究室の若者にも一笑に付されてしまうでしょう。

堀江氏、その仲間ら4人が逮捕されたというニュースです。
わたくしの興味もここまでです。ここから先は、通常あまり面白くないからです。
いわゆる事件がミドル化しました。ここからの騒ぎは大騒ぎになればなるほど真実が出てこないし、2,3年先になって、関係者の手記が出るまでは、バランスのとれた情報を得ることは、日本では不可能ですから。
日本では、こういう事態になると、逮捕された人間の意見を代弁する人間、つまり逮捕された人間側の一般社会への弁護人がいないことがよく分かります。どうも堀江氏あたりも、そういう手順をしてない様です。あれだけお金があるのに、雇用される弁護士もいないんですかね。不思議です。
ここまで極端に、ワンサイドの情報が流れる日本はホントに欧米的な意味でのバランスの取れた法治国家なのか疑問を感じます。裁判確定まではほんとは無実かもしれないと「理論的に」思う必要すらもかんじてないようです。こういうとき、日本は大丈夫かなと思ってしまいます。
大東亜戦争のときの雰囲気なんてこんなものでしょう。だからあえて、わたくしは、ホリエモンの弁護人がいない状態で報道をつづけるのはマスコミ人の恥辱だと思って欲しいと声を大にしていいたいのです。
聖戦に反対するのがどんなにたいへんだったか、いまの若者によい教育になってるでしょう。

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