年度末は好きになれない

きのうの見合い大国インドの続きの話題ですが、きょうお茶を飲みながら、インドから来ているRM君にインドでは見合い結婚率は何パーセントくらい?と聞いたら、95%という返事でした。あまり露骨に聞けないので、やんわりと誘導的質問をして、かれの結婚がその5%のほうであることが分かったので、親は驚かなかったのと聞いたら、彼の父はそうとうに進歩的なのでまったく問題無かったとのことでした。それで確認のために、インドでは離婚率はどれくらい?と聞いたら、2%くらいとのことでした。これは、夫婦仲がとてつもなくいいというよりは、女性が経済的に自立できないという社会的背景があるとの彼の説明でした。いま女性が急速にいろいろな職場に進出しているので、インドでもこれからは離婚率も高まるだろうとの、彼の説明でした。

そろそろ年度末という言葉がちらちら出てきています。年度末というのはほんとは3月31日なのですが、すべての経理的書類は2月20頃におわりなさい、報告書を何日までにまとめなさい、次年度の計画書を何日までに出しなさい、と沢山の指示がきて、年度末はほんとにいやです。作る報告書の類も経理で必要なものも、いったい誰が読むのだろうか、という疑問を持ちつつ作るので、これもいやなものです。
この単年度予算のシステムくらい、研究に悪い影響を与えるものはありません。
たとえ、五年間の研究費が当たっても、毎年毎年この時期になると、経理的な金銭の報告ばかりか、研究報告も書かされるわけです。次年度の計画もまた毎年書かされるわけです。それ以外に本当の中間報告とか、本当のサイト訪問があればその時はきっちりした報告書も必要です。これでまた時間が取られるわけです。
雇用も単年度雇用という愚かなシステムがまだ続いていますから、更新をして行かねばなりません。
こういう事務的な仕事は締め切りと期日とともにやって来て、年度末はいろんな締め切りが目白押しです。
こういうのはいわゆる、研究者にとってのボディーブロー的ダメージになります。
みなさんもちろん大過なくこなしてるのでしょうが、ゆったりした気分にはなれないし、毎年お正月があけると、せかせかこせこせと三月末まですごす人達が多いのです。わたくしもお金のことを考えるのは嫌いなどとはいってられませんので、この時期はしょっちゅういろんな類の研究費目の暗算を頭の中でやって、過ごしてます。特に雇用のことが一番気になります。
年度末はしかたないとは言え、何年やってもいやなものです。
3月末の行事の計画も予算執行上、事務的には相当な困難をともないますので、現場の事務方は非常に嫌がるものです。わたくしも、3月外国に行く出張もまもなく完全なスケジュールを作っておかねばなりません。

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