きょうは横浜の新子安という駅のそばにある外資系会社の本部に出かけて、沖縄で購入する高額機器の実物見学と実地操作を見に行ってきました。まさに百聞は一見にしかずで、いろいろ分かりました。これからこの装置を使ってどのように研究を進めるかよくよく考えねばなりません。
ところでこのJR新子安駅降りてから、わずか5分ほどの歩くあいだになんと、上がり下がりの場所が計6回ありました。京浜線、高速道路、廃線を越えたり下をくぐったりで、これは足の弱い人には、文句なしのきつい道路です。途中で止まって地形を眺めて、土木的な解決策を愚考しましたがありませんでした。
今週のnatureにタイトルのような「東京大学の生命科学」シンポジウムという広告がありました。東大では、「多様な生命科学が進められております」、「様々な領域の研究者から、最先端の話しを分かりやすく」、と謳ってます。
ところが、そこに出ている、15人の方々は全員男性で、名前から判断する限り全員日本人です。それで「多様」とか「様々な」とかいう言葉が踊っていると、ヘンな感じがします。なんとか女性や外国人を発表者に入れようという努力はしたのですか?とか聞きたくなります。
しかし、これは別に、東大が特殊というわけでなく、京大だって、同じようなものでしょう。たまたま見かけたから言うのですが、やはり、こういう均一性の高いプログラムでこういう宣伝をするのはいまどきかなりまずい、というセンスは欲しいものです。
お国かわればですが、ノルウエーでは女性の役員が40%だったか45%に到達しない企業は2年以内に閉鎖するという、法律が施行されるとか、いう記事を見ました。あんまりじゃないかという、反撥も当然あるようですが、政府はやる気らしいとかです。
確かに、研究の世界でも大学院生やポスドクは女性が多いのですが、教授とか主任研究員クラスともなると女性はかなり少なくなるのが、世界的な傾向です。役員クラスの割合を上げねばならないのは、男女均等という条件をみたすのに必要でしょう。