チューリッヒにて

食事後、夜11時頃に戻って朝6時過ぎまでよく寝たので、これで時差には適応したと思います。
今回はポスドクの方のご招待ということで聴衆は若い人が沢山いました。教授退職研究員のわたくしにとって見れば、若い研究者に呼ばれるというのは嬉しいことですから、こういう招待なら遠路はるばるでもいきたいものです。わたくしにとって今日のETHの生化学の訪問はとても意義があり、大変勉強になりました。なるほど、現にやってる人の話を聞かないと臨場感がないので、そのような仕事の重要性を見逃しがちです。細胞分裂やタンパク質分解の研究者が多く、面白い研究の話しも沢山聞けました。わたくしを招待してくれたISさんの研究も大変興味深く聞けました。わたくしの講演にも沢山質問がありましたが、ちょっとイントロが長すぎて本論の最後をちゃんとしゃべれなかったのを反省しました。生化学の教授は3人は大変若く、30代の後半に40代前半とか、後はさらにわかいジュニアーリーダーということですから、これからが楽しみでしょう。隣接した建物の細胞生物には旧知のFTさんがおり、クロマチンの興味深い話しも聞けました。1人1.5時間あると、1時間くらいは研究の話しをして残り30分は雑談も出来るし、旧知の人と会うにはこれがいいなと思いました。
夕方になってくたびれてきたので、一度ホテルに戻って、1時間ほど休んでから迎えに来たISさんとレストランに行きました。教授の1人MPさんがすでにいました。お子さんがまだ赤ちゃんでずっと面倒を見ていたのでセミナーには出られなかったとのこと。奥さんと50%ずつで育児をしているとこのこと。さすがです。全部で6人、スイス人は彼1人で、四方山話。研究者はこう言うとき、人種や国籍を意識して会話しない傾向があり、とても良いことです。なごやかに時間が経ちました。食事はなかなかよく、雰囲気もよいので、スープ、デザート、入口の看板を写真に出しておきます。

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