スタンフォード大での一日

朝にホストのSさんが来て雑談をしながら、彼のラボへ。巨大なトラックなので、なぜかと見てると、ミツバチの巣箱を運ぶためとか。そういう趣味を持ってるそうです。
9時から45分刻みに、お昼まできっちり廻りました。45分、わたくしだけのためにしてくれる家庭教師みたいなものですから、実に勉強が頭に良く入ります。特にJSさんのが勉強になりました。平素まったくふれないモータータンパクのメカニックですから、頭の洗濯にもなるような気がしました。
お昼御飯は大学院生10くらいとポスドク1人と一緒に会食。どこの院生もおなじとはいえ、皆純真だし、明るいし、研究にまっしぐらというところが、好もしい。さすが、この大学とあって、上品ですね。日本で東大で学部を出た人も1人いました。わたくしはちょっと、おかしな話しをしていろいろ笑いをとる努力をしました。

昼過ぎからは、また45分ずつ、3人、なかではヌクレオソームやRNAポリメラーゼの構造解析の大家RKさんとはなしが圧巻でした。また、長年つきあいのあるJPさんの話しも時間が足りない感じで面白かったでした。JPさんは奥さんが、がん治療のえらいさんで、すごい職をスタンフォードでえたので、渋々きたのですが、それなりに楽しい、これからは酵母もやりながら珊瑚関係の生物学をやりたいといって、あらたな海産生物をペットのように飼ってました。
わずかに休憩して、4じから講演、ずいぶん聴衆おられました。出来映えはじぶんでは分かりませんが、まあまあ普通のできでしょう。

定年で大学教授をやめたら、なぜかラボが二つになってしまって、いまは沖縄にもラボがありますと、話しの最後の集合写真の時にいったら、沖縄キャンパスの設計責任者がご子息でもあるこの界隈のドンであられるAK先生が、話しの後においでになって、うちの息子が設計したんだと言ってこられのたので驚きました。会場におられたのでした。米寿とか。まいにち大学に来てるとか。

講演のあとの質問もそれなりに充実してましたが、そのあと別室で、大学院生と40分程度、研究などについての質問を受けました。

これがおわってから、わざわざバークレーから来てくれたKさんなども交えて晩飯。
疲れましたが、終わってほっとしました。ただ、ホストのSさんのところの研究の話しを詳しく聞けないのが残念でした。

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