肥満が標準?

無事自宅に到着しました。妻も今日夕方東京から戻ったとか。
わたくしのかかった風邪を何日か遅れて引いたとかで、同じような声と咳をしていました。わたくしの風邪はまだ完全には治ってません。

Palo Altoのホテルを朝9時半にでて、昼の便に乗り、成田に予定より40分ほど早く着いて、成田エキスプレス、東京駅から新幹線と乗り継いで自宅に夜9時に着きました。時差が17時間あるので、計算がすぐ出来ませんが、体感的にはずいぶん長い旅行でした。Palo Altoでは花が咲き出していて、日本と同じような春の始まりの時期でした。
米国でも屈指の豊かな地域ですから、ここら辺にすみたいと思う人達は何も米国人ばかりでなく、日本人でも沢山いるでしょう。自然も豊かだし、能力のある人にはいくらでも機会のありそうなところです。
日本に帰って思うことは、東京地区のせいかもしれませんが、日本もほんとに豊かだなと思うことでした。老いも若きも、服装をみても顔立ちをみても、世界でもナンバーワンに近いくらい豊かな国の人々の顔立ちだなと思いました。
同じアジアの中でもかけ離れて、突出してるのだとおもいます。

ところで、こんかい一つ気がついたことがありました。泊まったホテルずいぶんサービスが良いのですが、朝食はコンチネンタルでも、ジュース、紅茶はサービスされます。それにちょっとパンがあればそれでいいのですが、注がれたジュースの量が多いのでいやだな、と思っても、しかたなく無理して飲みました。
そしたら、ひとりのウエイターがすぐまたあらたに注ごうとするので、もういりませんと身振りで遮りました。ところが、それから数分もしないうちに、別のウエイターがまた注ごうとするので、もういりませんとちょとむっとなって言葉に出しました。
そこで、気がついて周りを見回すと、ビジネス関係の客が多いのでしょうが、どなたもみなさんジュースを半分近くも残してるのですね。それで、もうすこし注意深くみると、ほとんどの人が大量に食べ物を残しているのです。
バイキング形式でなく、ウエイターのサービスのあるところだからでしょうが、ともあれ標準の食べ物量が非常に多い。つまり適宜残すのが当然なのでしょう。だから、ジュースもいちばん沢山必要な人達のを標準にいれるのでしょうか。
わたくしのようにものを残すのができない食習慣の人間には、つらい国です。しかし、いっぽうでなるほど、大量の食べ物を標準にして生きていく、米国の社会をかいま見た重いです。
これじゃ肥満が増えるのはあたりまえだ、というものですが。

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