回顧的と未来的

きょうは雨が降ったので、これで今回植えた苗もみな元気良くなるはずです。
不在中の家猫はおとなりの奥様にご面倒をかけます。
ガイドブックなどはもっぱら妻にまかせてます。わたくしは母音が10種類以上あるときいただけでかすかにあったカタコト韓国語を学ぼうという意欲も無くなりました。
とりあえず韓国の研究者と沢山おしゃべり(英語で)することを今回の主たる目的にしました。

一時しきりに大韓航空を使っていましたので、ソウルの空港はなんども通過してますが、旅行は今回が初めて、近くて遠い国です。でもこれは決して珍しいことではなくて、年配の英国人と話していて意外にフランスに行ってません。逆のケースも多いです。
わたくしは正確には数時間ソウルの町をバスの窓から見学しています。米国か欧州行きの便を待ってるあいだに、観光バスにのったことがあるからですが、もうたぶん20年くらい前のことですから、今回がはじめての旅行といっていいでしょう。
台湾は漢字がわかるので、なんの難しさも感じませんでしたが、今回はハングル文字と正面から向き合わねばなりません。どの字も一見似てるのですが、かなり異なることを肌で感じるようにしたいと思います。それと、この近くて遠い国に対する関心はもちろん非常にありますので、正直かなり楽しみです。

講演のほうは、どうも準備がもうひとつ決まらなくて困りました。
結局回顧的な感じのものにしました。
通常、回顧的なトークはあまりしません。現状と未来的な考察をするというのが、通常のパターンですが、こんかいは聴衆のかたがたがよく分からないので、回顧的なものにしておきました。わたくしたちの分野の研究を知ってもらうのにも、このパターンがいいかなと思った次第です。二つめのトークはこれはワークショップなので、現状と未来的な考察を含むものです。
準備していると、回顧的なものはどうももうひとつ元気がでません。何十年もやってもこんなものかなどと、ついつい思ってしまったりします。贅沢は言ってはいけないのですが。でもやはり過去を振り返るよりは、未来を考える方が、性分にあうことを強く感じました。

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