地球規模と国際的先進的な30拠点

きょうは韓国に着いてから、ネット環境がどうなるかわからないので、朝のうちにブログをかいておきます。

サンケイウエブによりますと、来月の小泉首相の訪米中に日米の同盟は地球規模でというキャッチフレーズが出てくるのではないか、という記事がありました。
小泉首相の路線の一つの帰結で、イラク中東のみならず世界のあちこちで協力しましょうと、いうことでしょう。米軍と自衛隊の協力もより緊密になるでしょう。
自衛隊は早くきちんと軍隊にして、色々な意味で国家的なレベルでの議論の対象にしないといけないと思うのです。いつまでも日陰者的な扱いをするのが、将来的にはいちばん危険だとおもうし、白日のもとにさらすのが自衛隊の成長にとってもいいはずです。大学も自衛隊をこわがらずに隊員の研修、留学など、どんどん接触を深めるところが出てきてもいいとおもうのですが。横並びになれている国立大学は怖くてできないのでしょうね。

このあいだ、読売にも出ていたと思うのですが、今日の朝日新聞にも総合科学技術会議の新しい大学の30拠点の構想がでていました。たいへん良い構想だとおもいます。読売と朝日という個性のかなり異なった新聞が共通に話題にする大学関係の記事は信憑性も実現性もかなり高いとみています。
もっと外国人教員枠を増やす(女性も)のがいいのですが、一挙には難しいでしょうし、講義も完全に英語でやるとか、これで先端研究が確実に行われるのであれば、わたくしなどが長年夢のように思い、主張していたことが実現に向かうので、嬉しいことです。わたくしは外国の超一流の教員というか研究者を呼ぶためには、専任でなくとも認めるのが大切だと思います。インターネット、チャットなどモニターを通じた議論や会話が毎日出来ますので、米国と日本、ヨーロッパと日本の二カ所でラボを持つことは、極めて能力の高い研究者には決して難しくありません。むしろ楽しく挑戦的な任務のはずです。
エネルギーがありすぎてベンチャー企業と大学研究室の二つを動かしてる研究者が沢山いるのです。いっぽうでベンチャーはやりたくない、しかし2カ国で一流ラボを経営したいと思う挑戦的な一級研究者は沢山いるはずです。

実は沖縄科学技術大学院もこの30拠点構想的なものを計画しているのですが、いまのままでは大学というか、大学院がいつできるのかよくわからないので、残念ながらこれら30拠点に先を越されるかもしれません。地元も熱望しているので、はやくマスタープランが出来るといいのですが。

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