Palm Springsへ

きょう出る便は、夕方5時半なので、家で仕事です。発表の準備に大忙しです。
関西空港からLos Angelesにいって、そこからすぐのPalm Springsという砂漠のなかのリゾートとかいうところでの会議に行きます。たぶん、小さな飛行機でしょう。車でいってせいぜい2時間の距離のようですから。
酵母染色体の複製と分配と名前の付いたもので、2年に一回あります。前回はアトランタ郊外でした。必ず行ってるわけではありませんが、かなりの頻度で長期にわたっていってます。会議参加者のなかでは一番の年寄りだとおもいます。
前回そうおもったことをこのブログを書いてるうちにふと思い出しました。
毎回口頭発表者は招待されるので、それに選ばれるというのは、まだ研究がマンネリ化してないのだと、思うようにしています。どの会でも、口頭発表者で招待されていけるのは、現役研究者としてはいちばん大事なことでしょう。
わたくしは、どこでも呼ばれたらこういう類の専門家だけが集まっての会では、いちおうラボ内での先端的な話しをすることにしています。理解するのが、難しいと言われがちですが、でも少し経つとその意義が分かるようなものにしています。今回は、H君の仕事で、動原体のヒストンのアセチル化がどのようにして、動原体形成にかかわるかという話しをする予定です。
Palm Springsは温度差が激しいので、日中は40度くらいまで気温が上昇するとか。夜は寒いのでしょう。衣類の選択が難しいことです。
これで、一週間向こうでいることになります。来週の土曜に帰ってきますから。
ULさんの話では、人工的な町だそうです。しかし、毎回この会議ではほとんど室内での生活ですから、短い休憩時間に外気に触れるくらいです。どこに行ったところでそう変わりませんが。会が終わったらとんぼ返りです。遊びたくても、旅費のルールで駄目と言うことになってます。たとえ遊ぶ日程は自腹を切るといっても、ルール上駄目なのですね。ですから、われわれの外国旅行も窮屈なものです。
日本からも何人か知っている人達が行きますから、雑談ができます。国内でのできごとは、あんがい海外でのそういう会議で聞いたりするものです。

準備にちょっと調べたいことがあって、ラボに電話するのですが、誰も出てきません。三カ所に何回かけても出てきません。土曜の昼時になって、20人近いラボメンバーがいて、一人もいないのはちょっとひどいじゃないじゃないかと憮然としたことでした。みんな平素よく働いているので、稀にこういう事もあるのだと思うことにしています。

というところでもう一度電話したらA君がすぐでてきました。電話がなっても、実験で忙しくて手が離せなかったとか。さすがです。かれはいまラボで激しく働いてる数人の中でも特に激しいですから。

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