週末から来週水曜まで、自宅研修することにきめました。今の身分では自宅研修は認められないので、3日間の休暇を申請しました。
昼飯時に、K君とN君の二人と一緒にうどん屋にいきました。まとめて、これからの実験の方針を相談したわけです。驚いたことにこのうどん屋は二人は初めてとか。量も多く、内容もいいじゃないかとの二人の感想。店の名前が悪すぎるのは確かですが。わたくしは、うどん屋なのに中国風のインテリアというへんてこなのが気に入っています。まえにもブログで触れたことがあります。
Mさんフランスワイン旅行から無事帰国と、Sさんから連絡。暑すぎて、汗もだらけになったとか。
さて、やはり新幹線新駅問題が新知事の肩にずっしりとかかる重荷のようにみえます。政治的にも政策的にも、近未来的にも長い未来的にも大きな問題のように見えます。
県民全体の民意ははっきり出たことは事実ですが、ここは英知を用いてこの問題に対応して欲しいというのが、願いです。というのは、ここがうまくいけば、このあとに嘉田知事が本当にやりたいと思っている、琵琶湖の環境改善と滋賀県の若者たちを元気づける政策に本格的に取り組めると思うからです。
まったく僭越とはおもいますが、こういう表題でわたくしの意見を述べたいと思うのです。わりあい大勢の滋賀県のかたがこのブログを読んでいるので、こういう意見をもつ一人の県民もいることを知ってもらいたいと思います。
長い話しは抜きにして、結論だけをいえば、やはり駅は作らざるをえないのではないのでしょうか。作る以上は不承不承でなく、争いの後に出来た駅でなく、みんながよかったと言えるような駅になるよう、知恵を出すべきです。
ただ、県民の意向ははっきり出ている以上、そのまま言われている額を出すわけにはいかないでしょう。現行予定額の3分の1程度の拠出ですむように交渉するのはいかがでしょうか。今回の新駅は突出した金額が必要と聞いてます。通常の新幹線新駅の倍以上とか。理由はどうあれ、このあたりに交渉の余地があるはずです。
わたくしがこのようにいうのも、前に触れたように、滋賀県のひとりあたりの県民生産額は全国3位です。県民一人一人は豊かという意識はなくとも、県として豊かなことは間違いありません。それが偶然でなく、経済的富裕度は今回新駅予算の半額近くを出す栗東市あたりに中心があることは明らかです。人口的には大津市あたりが中心のようですが、経済、産業的には新駅から30分以内の圏内が中心にいまはなっているとおもいます。
余談のような話しですが、なんべんか夜遅く自宅にタクシーで帰ったときに運転手のひとと雑談をすると、祇園で景気よく遊んでいるのは、京都ではお坊さんと後は滋賀の栗東近辺のひとたちと聞いたものです。競馬のトレーニングセンターもあり、いろいろな工場団地もあり、工業的にも活発な一帯です。
地元が新駅誘致に向かうのは当然とも思われます。利用価値も大津市民にはほとんどなくとも、経済的に活発なところの希望を入れるのは悪いことではありません。いっそのこと、県の負担をゼロにするのが前回の選挙の民意かもしれませんが、それでは県と市との対立が深まるばかりです。それに駅前開発に相当なお金を入れてしまった市側の立場も考慮せざるを得ないと思われます。ここは半分以下できたら3分の1,4分の1程度で手を打てないものだろうか、と素人考えをするわけです。
新駅は利用価値があるかですが、わたくしはあると思います。新幹線通勤を大阪や京都にする人達も増えるでしょう。夜かなりおそくまで京都や大阪で仕事や遊んでいても短時間で帰れます。滋賀県では大半が家族に車を持っているわけですから、乗り換えが不便な点も非常な欠点とは言えないかもしれません。
この件についての、JR東海社長の態度はきわめて横柄で感じが悪いのですが、お客様を神様とまでではなくとも、大事にしないこのようなJR東海の態度はいつか糾弾されるに違いありません。しかし、前任の知事がコミットしてきたことを理由もなく、簡単に反故にも出来ないでしょう。
また、減額を簡単に相手方が承諾するとも思えませんが、ここは相手の言い分を聞くかたちで相手側の中に入っていくのが賢明と思われます。いろいろ欲に目がくらんで、おかしなことをしかけている人達も居るでしょう。もともとどうしょうもない土木体質のきつい県ですから、不正がないか目を光らせて詳細に現行案を精査すれば、色んなことが明らかになるに違いありません。
工事全体を詳しく批判的に精査する過程で知事の手腕を見せて欲しい、と思うわけです。勝手なことを言いましたが、これも滋賀県の土木体質が琵琶湖を駄目にしていると、憂えている一人として、虎穴に入らずんば虎子を得ず、の心境で知事には頑張ってほしいと思うのです。