JR西日本のおこした大事故

Nさんは朝から南部構内のM研究室訪問。午前遅くわたくしのラボに来て、いわゆるツアーをして頂いた。昼飯は数人のらぼメンバーと、2時頃まで、あと4人とひとりずつ研究の話しをして頂く。わたくしは同席しない。東京のNTさんの論文にとりかかっていた。内容的には面白いので、疲れない。7割くらい進んだ。
Nさんのセミナーは4時より。面白かった。出席者多数で、質問も多数あり。わたくしもいくつか質問した。トピックスはAPC/C, CSF, centrosomeプロテオミックスの三つ。
後、Nさんは皆の質問に答えた後で、別室で懇談。NE、MT教授とその後会食に出かける。Nさんの奥様も同伴。わたくしは、Nさんとは20年近いつきあいだが、やはり頭角を現す人は若い頃から明確な特徴を持っており、Nさんはそういう一人。リーダー的な特徴をしっかり持っていた。つまり意見が明確。

あさから尼崎でのJR西日本の脱線、マンションとの衝突、転覆大事故の報道あり。
やはり、というのがわたくしの最初の反応。
4月11日にわたくしは以下のように書いた。最近のJR西日本は本当にイヤな感じなのだ。

通勤にJR西日本を使っているのだが、この10年間で電車到着の時間の正確さは顕著に落ち込んできている。前は2分とか遅れれば、何度も何度もすみませんの連呼があったが最近は4,5分遅れるとアナウンスがある程度。それがうるさく感じるくらい頻度も高い。きょうは、「次の電車は各駅停車」というアナウンスがあったのに、実際には新快速が来る。訂正放送もなし。乗客も、小首をかしげて乗り込む。誰も、文句をいわない。そのうちひどい事故でも起きるのではないかと、心配になります。

この時書かなかったのだが、実はもっとイヤな感じのすることがある。それは異常な程の回数の検札だ。京都や関西空港からはるか特急にのると少なくとも5回くらいは検札に来る。じろじろ乗客をまるで検査物のように見渡しながら、車掌が歩き回る。見かねて文句を言う乗客がいるのも当然だろう。安全よりは収益、これがJR西日本のいまの体質なのは間違いない。

自宅に帰ってから、テレビを見ると、JR西日本の担当者はできたら、線路上になにか石でも置いてあったことに原因を見つけたい気持ちがありありとしており、50人もの死者、500人もの負傷者を出したことがまるで人ごとのように見えた。信楽線の時のJR西日本の無慈悲非道といえるような態度を思い出した。この会社についてはいろいろまだ書きたいのだがやめておく。

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