研究報告会、フリーター、移民

きょうは朝10時から夕方5時まで研究報告会がありました。夏休みの終わり頃に毎年やっています。ラボの人数は減ってきましたがそれでも一日では無理で、きょうあすと二日かけてやります。午前はN君のはなかなかの力作に感心しました。たっぷりデータもあり、結局1時間半近くかかりました。新規なストリーですがかなりまとまってきました。別なN君も難しい実験をこなしてきて、これも楽しみになってきました。実験のやりかたは、大学院生として模範的です。H君の仕事もかなり整理されてきてわたくしの感覚的には著しい進展です。
あしたもう一日やって、その後はみんなで会食に行きます。
この仕事の報告会の日は、わたくしは昼食に気を付けています。ちゃんと食べると、昼食後眠くなるからです。たとえ面白い話しでも、駄目です。眠くなるか、注意散漫になります。しかし、ぜんぜん食べないと疲れて、これも集中が落ちます。ですから、眠くならない程度に食べます。今日は、ヨーグルトとバナナにしてみました。おかげで眠くなりませんでした。

8月は編集を担当している雑誌への投稿が少ないと言うことでかなり心配していたのですが、月末になったらどんどん投稿が入ってきて、これなら帳尻が合いそうです。やれやれです。

今日の気になるニュースですが、日経連に加入している企業ではフリーターを正社員に雇う気があるところはわずかに1%だか2%だということです。フリーターとは和製語でフリーランスのアルバイターだとかの略語で、げんざいは200万人くらいいて、若年労働者の数十パーセントに達するのだそうです。これらの人は、正社員から未来永劫シャットアウトというのは日本という国として、とても恥ずかしいと感じます。親身に教育すれば、しっかりした勤労者になりうるし、より給与の高い立場になれると思うのです。甘い考えなのでしょうか。たとえ甘くても、不況の時に切り捨てた若者をそのまま大量にずっとほおりぱなしは社会としてヘンだと思います。正義の国といえないとおもいます。

もう一つはニートいうのですか、ずっと家にいて就業しないわかものですね。その20%以上が発達障害があるという報告(どうも前から言われているようですが)が新聞で扱われていました。本当なのでしょうが、おやごさんは本当に大変でしょう。もちろん、本人もでしょうが。

こういう問題がまだ極めて深刻な社会的政治的問題になってないのは、親の世代がまだまだ豊かだからでしょうか。移民とか海外に出て行かざるを得ない状態にもなってないのは、国内で低賃金もしくは収入なしの生活でも、若者たちは、親がかりで生きていけるからなのでしょう。でも、これは社会がサポートしているのでなく、個人というか核家族のなかでやってるので、それが崩れたら目も当てられない惨状になるのだと思います。
昔は農村がかなり大きな緩衝地帯になっていて、都会で食いつめた後、しばらく農村で食べ物だけでも食いつなぐことが可能だったと、聞くことがあるのですが、現在の日本は50才代から80才代までの中高年者の蓄えで、かれらの子供達の破綻が社会的にそれほど明瞭になっていないようです。しかし、個人的な支えはたかがしれています。
しかし、これがいつ頃になったら枯渇始めるのか。そうなったらどうなるのか。誰にもわからないような気がします。その頃には本格的にまた大量の新移民が出てくるようなきがします。アジアのいろいろなところへ働きに出る人が沢山出るに違いないと思っています。その労働の種類がなにになるのか、わかりませんが、食いつめても国内に戻るところというか行くところががない以上、国外に出るほかないでしょう。

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